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北朝鮮の核開発再開への対策、李・盧候補で隔たり

北朝鮮の核開発再開への対策、李・盧候補で隔たり

Posted December. 13, 2002 22:16,   

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野党ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)、与党民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補の両氏は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核施設の運転と建設を再開すると発表したことについて、13日、それぞれ記者会見し、北朝鮮の核開発撤回を求めた。

しかし、李候補が北朝鮮への現金支援の即時中止を求めたのに対して、盧候補はこれに反対の意を表明し、意見の差を見せた。

李候補は、蔚山(ウルサン)で緊急記者会見を開き、「次期大統領の最優先課題は、北朝鮮の核問題の解決になるだろう」とし、「大統領になったら、なるべく早く北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記に会って、核開発の放棄を強力に説得する」と話した。

彼は続いて、「北朝鮮の核開発は、わが民族の安定に対する根本的な威かくで、民族と同胞を人質にする核開発は決して容認できない。反テロ時代に大量殺傷兵器を利用した危ない『瀬戸際戦術』は居場所がないことを、北朝鮮は分からなければならない」と述べた。

また李候補は、「金大中(キム・デジュン)政権と盧武鉉候補は、一方的支援と相手の機嫌をうかがうだけの卑屈な対話が、今日の核危機を招いた原因という事実を認めなければならない。北朝鮮の核開発資金に使われる恐れのある現金支援は即時中止し、われわれの経済支援は、北朝鮮の核開発放棄を誘導するためのてことして積極的に活用しなければならない」と主張した。

一方、盧武鉉候補は、京畿道龍仁(ギョンギド・ヨンイン)市での京畿地域政策発表会に出席し、「北朝鮮が核施設凍結を解除するということは、大変危険かつ冒険的なことで、北朝鮮はすぐにこれを撤回しなければならない」とし、「大統領に当選したら、金正日委員長とブッシュ米大統領に相次いで会って、包括的な解決策を探して行く」と語った。

盧候補はまた、「アメリカは対話を通じて平和的にこの問題を解いて行かなければならない。韓国政府も94年の北朝鮮核危機の時とは違って、問題解決に積極的な姿勢でベストを尽くさなければならない」と述べた。

しかし、李候補が対北朝鮮現金支援中止を主張したのに対し、盧候補は「現在は金剛山(グムガンサン)観光と民間事業貿易を通じてだけ、北朝鮮に現金を渡しているので、ハンナラ党の主張は経済交流の中止とした方が正確だ」とし、「北朝鮮と経済交流を中止したら、南北(韓国・北朝鮮)間の対話の窓口がふさがり、危険な状況に陥りかねない」と反対の意を明らかにした。



鄭然旭 李承憲 jyw11@donga.com ddr@donga.com