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マッコリと伝統酒でサッカリン検出

Posted January. 23, 2003 22:38,   

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市中で流通中のマッコリ(韓国のどぶろく酒)と薬酒から、酒類には使えないサッカリンが検出された。食品医薬品安全庁(食薬庁)は23日、最近の782本のマッコリと薬酒を回収し、サッカリンの含有率を調べたところ36社、67の製品(全体の8.6%)からこの成分が検出され、該当メーカーに行政措置を取るよう国税庁に要請したと発表した。

今回検出されたサッカリンの濃度は、1キロ当たり少なくとも0.03%で、最大299ミリグラムだ。サッカリンは、砂糖の300倍に近い甘みを持つ人工甘味料で、発がんの可能性と関連し安全性をめぐって議論を呼び起こしたことがある。

国連食料農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が共同で結成した食品添加物専門家委員会は1日、摂取サッカリンの許容量を体重1キロ当たり5ミリに定めている。したがって体重60キロの成人が1日に摂取可能なサッカリンの量は300ミリグラムだ。

現在、韓国内の食品添加物工程については、キムチ、塩漬け食品、飲み物類、魚肉の加工品など8種類の食品にのみ一定基準以下のサッカリン使用を許しているが、酒類には禁止している。

食薬庁は「酒類にはサッカリンを使えないが、サッカリンの価格が酒類用の甘味料である、アスパルテームとステビオサイドの6分1〜8分の1にすぎない。このことから、一部メーカーが費用削減を図って使ったものとみられる」との見方を示した。

食薬庁は、今年からマッコリと薬酒など酒類を特別管理対象の品目に追加し、全国の市・道にわたって毎月回収し、集中的な検査を行っている。



宋相根 songmoon@donga.com