Go to contents

南北、軍事境界線通過の道路通行で軍事交渉が妥結

南北、軍事境界線通過の道路通行で軍事交渉が妥結

Posted January. 27, 2003 22:36,   

한국어

京義線(キョンウィソン、ソウル〜北朝鮮の新義州区間)と東海(トンヘ)線の臨時道路の通行に向けた韓国と北朝鮮による軍事交渉が27日妥結した。これによって早ければ来月から非武装地帯(DMZ)の東方(東海線)と西方(京義線)の南北に繋がる二つの臨時道路を通じて、金剛山(クムガンサン)への陸路観光と京義線鉄道の連結事業、開城(ケソン)工業団地事業が本格的しそうだ。

国防部の章光一(チャン・クァンイル)軍備統制次長は同日の記者会見で「南北双方は27日午後、板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側地域にある板門閣で、軍事実務会談を行い『東・西海地区の南北管理区域の臨時道路通行の軍事的な保障に向けた暫定合意書』に署名した」とし、「これで、京義線と東海線鉄道路の連結と開城工業団地の着工、金剛山の陸路観光事業が円滑に進められる契機が作られた」と述べた。

章次長は「今回の合意で、双方は南北管理区域がDMZの一部であり、ここで発生するあらゆる問題は、停戦協定に基づいて処理することで最終合意した」とし、「北朝鮮側はDMZ通過に向けた在韓国連軍司令部の軍事境界線(MDL)への管轄権も続けて認めることになった」と説明した。

北朝鮮はこれまで、合意書に「双方(南北)が協議し処理する」との文句を盛り込んで、国連軍司令部のDMZ通行承認権を排除し、南北合意を優先させるべきとの立場を強調してきた。今回の合意書は、南北双方はMDLを通過する人員リストと車両、資材、時間を事前に通知すれば、MDL通過を許可するとしている。

軍関係者は「今回の合意書は、臨時道路に限られたものだが、本道路と鉄道が開通された後は、DMZ南北管理区域内の通行に関する軍事的保障のための合意書作りの基本的な土台になるものとみられる」と語った。



尹相虎 ysh1005@donga.com