韓国人の指紋と顔のデータベース(DB)が公開される。情報通信部(情通部)は11日、指紋と顔のDB構築が完了したのにともない、生体認識技術の開発会社と研究所がこれを無料で利用できるよう、17日からDBを公開すると発表した。
これまで生体認識技術の開発企業は生体認識技術を開発してもこれをテストする韓国人の指紋や顔など関連DBが不足し、製品の開発に頭を悩ませていた。これを受けて、情通部は昨年7月から総計7億ウォンを投入しでDBの構築を進めてきた。今回公開されるDBは年齢、性別、職業、表情、姿勢、照明など多様な諸要素が反映し作成されているため、「標準的韓国人」の指紋と顔を採集するのに大きな問題がないというのが情通部側の説明だ。指紋のDBは、2000人分・30万件で、顔のDBは1000人分・5万2000件だ。
情通部関係者は「関連企業が多様な状況で技術をテストできる環境を提供するために制作した」と説明した。
情通部はこれとともに紅彩、手の甲などの静脈など、新しい生体認識技術の分野のDB構築も積極的に進めるとしている。DBを利用するためには、韓国情報保護振興院を直接訪問するか、電話(02−405−5688)で申請することができる。また、オンライン(www.kisis.or.kr)上でも申請できる。
孔鍾植 kong@donga.com