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韓国発のポルノメールに、海外から抗議殺到

韓国発のポルノメールに、海外から抗議殺到

Posted February. 13, 2003 22:40,   

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「韓国のポルノサイトから送信された迷惑メールが、毎日、私の電子メールに山ほど届いています。お願いですからどうにかしてください。お願いします」

韓国発の迷惑メールが、世界の電子メールに無差別に送信され、韓国はもちろん海外でも被害を訴えるメールが急増している。

韓国情報保護振興院によると、同院が昨年受け付けた迷惑メールに関する苦情や相談件数は10万6076件で、このうち海外からの受け付け件数は6万1681件だった。

このように、迷惑メールの被害が、国内はもちろん海外にまで拡散しているのは、迷惑メールの送信者が使っているメールアドレス自動収集ソフトが、国内外を問わず、メールアドレスを収集しているからだ。

朝鮮戦争参戦勇士関連のサイトを運営しているある米国人は、最近、韓国の迷惑メールに反対するスペースを別途に設け、正式に韓国の迷惑メール問題を米議会や在米韓国大使館に提起した。

この米国人は、米上院議員に手紙を送り、「ホームページ会員のメールアドレスが、韓国の迷惑メールの送信者に漏れ、大量の迷惑メールがポルノサイトから送りつけられている。会員の抗議が殺到し、サイトの運営が困難になった」と主張し、対策を求めた。

ほかの米国人も、「韓国から送られてくる迷惑メールのせいで、毎朝、メールにアクセスするのが怖い。うちの子どもが見たら、誰が責任を取るのですか」と抗議した。

最近は、韓国発の迷惑メールが、日本や中国などアジアにまで拡散し、その被害は世界に広まっている。

韓国情報保護振興院・迷惑メール対策チームのチェ・ユンジョン研究員は、「昨年までは米州からの苦情・相談が多かったが、今年に入って欧州やアジアなどからも増えている。このため、受け付け件数も昨年より大幅に増えた」と述べた。

これについて、情報通信部は、情報通信法施行令を改正し、6月からメールを大量に送信する際にはメールのタイトルに「@」を入れるよう義務づける方針だ。

しかし、このような措置では、迷惑メールの「越境」を防ぐには力不足という指摘が多い。こうした方針を海外のコンピューターユーザー全員に知らせること自体が現実的に不可能であり、迷惑メールを発送する会社が関連法を守るという保証もないからだ。



孔鍾植 kong@donga.com