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米、北朝鮮の核問題について「韓国の新政権に特定の立場を要求しない」

米、北朝鮮の核問題について「韓国の新政権に特定の立場を要求しない」

Posted February. 21, 2003 21:55,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領の就任式に出席するため、24日から2日間、韓国を訪れるパウエル米国務長官は、北朝鮮の核問題と関連し、盧大統領の新政権に特定の立場を押し付けるようなことはしない考えだと、国務省の高位関係者が20日、明らかにした。

この関係者は同日、パウエル長官の韓国、中国、日本の3カ国の歴訪を控え、このように明らかにし、「パウエル長官は、盧大統領のに会い、共通の見解を持つための全般的な基盤作りに取り組む。われわれは、盧大統領の新政権に、北朝鮮政策の基本的な枠組みを構築する時間を与えてから、韓国と北朝鮮の核問題を話し合う」と述べた。

国務省は、パウエル長官が今回、北東アジアを歴訪する主な目的は、盧次期大統領の就任式に出席するためだと明らかにした。パウエル長官は、今回の訪韓で盧次期大統領や新政権の外交通商部長官などに会い、盧次期大統領の米国訪問を改めて要請する予定だ。

国務省の関係者は、韓米同盟と在韓米軍の兵力の再配置などと関連し「われわれは経済的、政治的な状況を踏まえ、韓国の新政権とかなり緊密な協力を行い、北朝鮮に対する確実な抑止力を維持する必要性があると認識している。国務省と国防総省の代表団が、新政権の発足直後に訪韓し話し合う予定だ」と話している。

彼は「パウエル長官が、これまで盧次期大統領が北朝鮮の核兵器の保有を認めないと話すなど、多くの肯定的な発言をしたことに対して感謝の意を伝えるだろう」と付け加えた。

また、対北朝鮮の食糧支援に関しては「われわれは食糧を武器には利用しない。対北朝鮮の食糧支援の一つの問題は、世界食糧計画(WFP)が支援した食糧が、きちんと監視できないということだ」と述べている。

一方、パウエル長官は日本では政界指導者らに会い、いろいろな分野で日本政府の米国への「強力な支持」、特にイラク戦争に対する支持に感謝の意を伝えるだろうと話している。



maypole@donga.com