Go to contents

米英のイラク攻撃、来月初めにずれ込むか

米英のイラク攻撃、来月初めにずれ込むか

Posted March. 04, 2003 22:09,   

한국어

今月中旬が有力視されていた米英による対イラク戦争が、4月にずれ込む可能性があると指摘されている。

AP、AFPなどの外信は4日、米国防総省当局者の話として、トルコ議会が1日、米軍駐留承認提案を否決したことで開戦時期が3月下旬または4月初めにずれ込む可能性が出てきた、と報じた。

▲開戦時期、ずれ込むか〓米国防総省当局者は、トルコ議会が米軍駐留を容認する新たな表決を早期に実施した場合、攻撃の遅れは1週間から10日程度になる、との見通しを示した。軍事専門家たちは「4月以降でないと、月光を利用した夜間攻撃は不可能である」ことから、さらに攻撃の遅れが長引く可能性があると予想している。

また、米国防総省はトルコが最後まで米軍駐留を容認しない場合、攻撃の初期段階で米軍がイラク北部を統制することができなくなり、イラク北部のクルド人自治区で油田の接収の動きが出たり、イラク政府が油田を破壊する可能性があると指摘している。

これについて、米国務省のバウチャー報道官は3日、「トルコ議会が米軍駐留を容認しなければ、米国からの援助金60億ドルの相当部分を受け取ることはできないだろう」と警告した。

▲イラクの外交戦〓イラクは米国に開戦の名分を与えないため、この日国連監視の下、「アッサムード2」ミサイル6基と弾頭2基を廃棄した。これにより、廃棄されたミサイルは計16基となった。

さらに、イラクは1週間以内に、炭そ菌やVX神経ガスに関する具体的な報告書を国連に提出すると約束し、先月28日から査察要員が科学者を個別にインタビューすることを認めている。

▲米「即時武装解除」を促す〓フライシャー米大統領報道官は、「イラクのミサイル廃棄は実質的な武装解除ではない」と低く評価し、武装解除3原則を示した。フライシャー報道官は「大量破壊兵器の武装解除は『完璧で総体的に、そして即時に』行われなければならない」と強調した。

一方、4日付の英紙デイリー・テレグラフによると、英国の特殊空挺部隊(SAS)300余人を含む米国、英国、オーストラリアの特殊部隊数千人が、すでにイラク内で作戦を展開していると報じた。



朴來正 ecopark@donga.com