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米格付け会社に韓国格付けを下方修正する動き

米格付け会社に韓国格付けを下方修正する動き

Posted March. 16, 2003 22:14,   

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米国の格付け会社であるムーディーズは、今後2、3カ月以内に北朝鮮の核問題で進展がなければ、韓国の国家格付けを下方修正する可能性が大きいことが分かった。

財政経済部(財経部)の権泰信(クォン・テシン)国際金融局長は16日、「ムーディーズは当初12日、韓国の格付けを下げようとしたが、『2、3カ月ほど時間がほしい』という韓国側の要請を受け入れて、格付けと見通しを一応『A3ネガティブ』で維持した」と話した。

権局長は最近、潘基文(バン・キムン)大統領外交補佐官などと共に米ニューヨークのムーディーズ本社を訪問して来た。

今回のムーディーズによる「韓国格付け維持」発表は、格付け調整を当分猶予するという意味であるということだ。格付けの見通しが「ネガティブ」というのは、数ヵ月内に格付け自体が下がる可能性が高いということを意味する。

政府代表団の別の関係者も「ムーディーズだけでなく、ウォールストリートの金融機関らも、韓半島で戦争が起きる可能性が非常に高いと予想していた。国内で思っていたより、憂慮の度合が遥かに高いことに驚いた」と語った。

ムーディーズが韓国政府の要求を受け入れて、今後2、3カ月間見守った上で、格付け調整の検討に踏み切るかどうかはまだ確かでない。

政府は来月初め、米で開かれる韓国経済説明会でムーディーズ側に再び会って、北朝鮮核問題と韓米共助の進展状況について説明する方針だ。

ムーディーズは12日、韓国格付け維持を発表しながらも、「韓半島でさらに緊張が高まれば、武力的に対峙する可能性が高まるという点から、韓国の格下げの圧力要因として作用することになるだろう」と言っている。



千光巖 iam@donga.com