Go to contents

米高官「在韓米軍の引継ぎワイヤー役割は不公正」

米高官「在韓米軍の引継ぎワイヤー役割は不公正」

Posted March. 19, 2003 21:57,   

한국어

米国は在韓米軍の「引継ぎワイヤー(trip-wire)」の役割は公正でなく、米国はこれ以上この言葉が使われないことを望んでおり、ソウル龍山(ヨンサン)の米軍基地の速やかな移転と米2師団の漢江(ハンガン)以南への再配置を希望していると、米国防総省の高官が18日、明らかにした。

同高官は、米国防総省で行われた韓国マスコミのワシントン特派員団との懇話会でこのように述べ「韓国政府が在韓米軍の撤退を求めるなら、米軍は明日にでも撤退できる」と語った。

米国防総省の高官が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題で緊張が続いている中、在韓米軍の役割や再配置など敏感な韓米間の懸案に対する米政府の方針を具体的に明らかにしたことで、4月から始まる韓米間交渉が注目される。

同高官は、韓国が在韓米軍の引継ぎワイヤーの役割を継続して要求していることについて、「引継ぎワイヤーという言葉は公正な言葉ではなく、その真意は、米国人がまず血を流さなければ、韓国を防衛することができないということだ。これ以上その言葉が使われないことを望む」と語った。

高官は、「米国は、京幾道東豆川市(キョンギド・トンドゥチョンシ)にある米2師団を漢江以南に移動させることを望んでおり、再配置後に在韓米軍は北朝鮮に対してより強力な抑止力を発揮するだろう。今後数年間で段階的に移動させる方針だ」と明らかにした。

在韓米軍の再配置が終わった後も北朝鮮が韓国を侵攻すれば、米国は自動的に戦争に介入するとし、「戦争が起こった場合、北朝鮮はノドンミサイルなどで漢江以南の在韓米軍基地をまず攻撃するだろう」と述べた。

さらに戦時作戦権問題については、「我々は現在の指揮体系に非常に満足しており、今それを変化させることは望まない。韓国が変化を望むなら話し合いに応じる。ただ、それは非常に多くの論議を要するだろう」と語った。

彼は4月から本格的に進められる韓国政府との「未来韓米同盟政策構想共同協議」で、今後50年間の韓米同盟関係の青写真が、10月の韓米同盟50周年記念日までに作られることを望むと述べ、年末までに協議が終わるだろうとつけ加えた。



maypole@donga.com