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北朝鮮が西海に地対艦ミサイルを発射か

Posted April. 01, 2003 22:36,   

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1日午前、北朝鮮が地対艦ミサイルを発射したと、日本政府が発表した。

扇千景国土交通相は同午後、衆議院・国土交通委員会で「1日午前10時15分、北朝鮮が平安南道(ピョンアンナムド)で西海上に向けて地対艦ミサイルを発射した」と報告した。

日本政府関係者の推定によると、この日発射されたミサイルは約60kmほど飛んだ後に落ちたものとみられる。

北朝鮮の地対艦ミサイルの発射は、今年に入ってからだけでも、2月24日、3月10日に続き、3度目だ。以前の2回は、すべて東海上に発射されたが、今回は西海上に向けて発射された。日本の専門家らは、ミサイルの種類について、先回発射されたものと同じ改良型の地対艦ミサイルとみられる、との見方を示した。

北朝鮮は、日本が3月28日に初めての情報収集衛星を打ち上げた後、日朝首脳が合意した平壌(ピョンヤン)宣言に違反する「挑発行為」とし、強力に非難の意を示したことがある。また、石破茂防衛庁長官が最近「ミサイル攻撃を受ける可能性がある場合、日本が先制攻撃を行っても違憲ではないと考える」と発言したことについても強く反発しており、今回のミサイル発射が一連の日本政府の態度に対する「警告」だとの解釈も出ている。

一方、日本政府は、今回発射されたミサイルが日本を直接狙って発射されたものでないうえ、中長距離弾道ミサイルでない点から、日本の安全保障には大きな影響を及ぼさないものとみて冷静に対応する、との方針を固めた。日本は、北朝鮮が事実上日本全域を射程内に入れる弾道ミサイル「ノドン」の試射を行うことを懸念し、新鋭のイージス艦と空中警戒管制機などを東海上に派遣するなど監視活動を強化している。

しかし、国防部は1日、北朝鮮が地対艦ミサイルを発射した事実がないことが確認されたと発表した。

韓国国防部の関係者は「韓米情報当局が調査を行ったところ、同日、北朝鮮は西海岸をはじめいかなる地域でも地対艦ミサイルを発射したことがなく、毎月初め通例的に実施してきたロケット砲の試験射撃もなかったものと確認されている」と話した。国家安全保障会議(NSC)の関係者も「ミサイルを発射すればすぐに捕捉されるはずだが、そうしたことはなかった」とし「艦砲や野砲ではないかと推定している」と話した。



尹相虎 ysh1005@donga.com hanscho@donga.com