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「急性肺炎、数日内に韓国にも発生」国立保健院院長が見解

「急性肺炎、数日内に韓国にも発生」国立保健院院長が見解

Posted April. 02, 2003 22:18,   

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国立保健院の金文錝(キム・ムンシク)院長は2日、「韓国内で重症急性呼吸器症候群(SARS)の患者が発生するのは時間の問題」と述べた。

金保健院長はこの日、記者懇談会で「中国広東省と香港、シンガポール、ベトナムのハノイなど、危険地域からの入国者が1日3000人ほどにのぼっている」とし「そのなかにはきっと潜伏患者がいるはずで、どんなに厳密に検疫を行うとしても、数日内には韓国内でも患者が発生するだろう」との見方を示した。

金院長は「現在までSARSの致死率は約3.5%で、インフルエンザの致死率とほぼ同じだ」とし、「韓国内で患者が発生すれば、患者と接触した人々が外部に出かけないように誘導し、応じない場合は強制的に隔離する方針だ」と話した。金院長はまた、SARSがさらに広がる場合、△発生国家から来る飛行機などの入港を禁止させ、△韓国内の一般人が該当地域に出国するのを遮断する方策も検討している、と説明した。

国立保健院によると、世界保健機関(WHO)は、SARSの病源体が風邪のウイルスの一種であるコロナウイルスの新しい形である可能性があり、患者と近くで接触した家族や医療陣らが主に感染するものと判断している。

金院長は「WHOは空気を通じた感染可能性を非常に低く見ている」とし「一般的にウイルスは空気のなかで2時間以上生存できないため、黄砂に混ざって入ってくる可能性も少ない」と説明した。

国立保健院は「SARSは、患者の唾液などの分泌物が手に直接ついたり呼吸器を通じて入ってきたりする場合に感染するため、手を洗って常に清潔にし、歯磨きをするなど、個人衛生を徹底的に管理するのが最善の予防法だ」と強調した。



異鎭 leej@donga.com