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ソフトバンクの孫社長、ヤフージャパンに主力か

ソフトバンクの孫社長、ヤフージャパンに主力か

Posted April. 13, 2003 22:26,   

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情報技術(IT)分野の景気低迷で苦戦を強いられてきた韓国系日本人事業家、孫政義(韓国名はソン・ジョンイ)社長が、保有している銀行株式の売却に踏み切り、最後の再起のための切り札を出した。

日本経済新聞は12日付で、 米投資ファンドのサーベラスが孫社長のソフトバンクが保有するあおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の持ち株49%を1000億円ほどの価格で買収することを決め、金融庁に認可申請したと報道した。

孫社長は金融分野に参入するために、2000年8月、経営破たん状態に陥ったあおぞら銀行を買収したが、IT分野の景気低迷により親企業であるソフトバンクの経営状態が悪化したため、結局銀行業から撤退することになった。インターネット関連投資会社であるソフトバンクは、去年9月末に負債が3073億円に膨らむなど資金不足が深刻になり、金融圏から新しく資金を調達することも容易でない実情だ。先月はヤフージャパンの持ち株のうち8.5%を公開売却する計画まで発表した。

孫社長は、あおぞら銀行の売却で1000億円の現金を確保し、資金難という「足元の火」は消したものの、「銀行の株主は少なくとも3年以上保有するという約束を破った」という理由で、一角から非難も浴びている。日本のIT業界では、彼が関連事業をすべて整理し、事実上唯一の中心事業として残ったヤフージャパンの高速大容量通信サービスに総力を傾けるものと予想している。



朴元在 parkwj@donga.com