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韓国の住宅、質・量ともに先進国と大差

Posted May. 05, 2003 22:14,   

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韓国の住宅が量的、質的な面で依然として先進国の水準を大きく下回っていることがわかった。

とりわけ、庶民層の住居安定に大きく影響する公共賃貸住宅の在庫や「月所得対比家賃の水準(RIR)」は、先進国はもちろん世界の平均にも大きく及ばないものと分析された。

5日、大韓住宅公社傘下の住宅都市研究院が発表した「住宅普及率指標改善策研究」報告書によると、住宅の量的状態を示す1000人あたりの住宅数が韓国(00年末基準)は、249世帯で、先進国の平均(446世帯)の半分に止まった。これは世界の平均(280世帯)よりも少ないものだ。

とくに、公共賃貸住宅が全体住宅に占める割合が韓国は7.7%で、世界平均(22.%)と先進国平均(15.%)を大きく下回った。

それに対し、韓国の新規住宅の建設はかなり活発であるため、1000人あたりの新規住宅建設量が10.8世帯で先進国(6.4世帯)と世界平均(6.9世帯)を上回った。また、住宅在庫の増加率も韓国は3.3%で先進国(1.4%)より2倍以上高いことがわかった。そのため、住宅量の不足問題は近いうちに解決できるものと予想された。

一方、住宅の質的水準も世界の平均を下回った。質的水準を示す代表的な指標である「平均住宅規模」と「1部屋あたりの人数」の場合、韓国はそれぞれ63.1㎡に0.92人で先進国の平均(75㎡0.7人)に及ばない。

庶民の住居費の負担水準を示す「年所得対比売買価格の比率(PIP)」と「RIR」も韓国は、先進国や世界の平均より高かった。とくに RIRの場合、韓国は先進国(18.0%)はもちろん世界の平均(15.8%)を大きく上回る22.2%だった。このため賃貸住居安定策づくりが急がれるものと分析された。

住宅都市研究院のチン・ミユン研究員は、「国際的な比較からしても韓国は持続的に住宅の供給を増やすべきだ。とくに、公共住宅の建設と市場の疎外階層に対する政策的な支援をより考慮すべきだ」と指摘している。



黃在成 jsonhng@donga.com