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妊婦8ヵ月で、マラソンを完走した?

Posted May. 05, 2003 22:31,   

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「マラソンは人生の最も素晴らしい隠喩だ」。

米国の人気トークショー司会者であるオプラ・ウインフリーさんの言葉だ。91年、ウインフリーさんは走ることを通じて107kgだった体重を2年で68kgに減らした。その過程を書いた「オプラ・ウインフリーのダイエット」は旋風的な人気を巻き起こした。

400万人と推定される国内のマラソン人口。そのなかで女性人口は20万人程度だ。ダイエットの効果が知られるようになり、走る女性たちが急増している状況だ。

女性たちのためのマラソン手引書「女の走り」(知識工作所)。世界的なマラソン雑誌「ランバーズ・ワールド」の編集者だったクレア・コワルチック氏が書いたこの本の主要部分を抜粹する。

▲生理前の症侯群〓多くの女性たちは月経前週には足が重く感じられ、呼吸はしづらくなる。しかし、これは一時的な現象だ。各種の大会で入賞した選手たちは生理期間と無関係であることが確認された。生理前に感じるむくみ、疲れ、苛立ち、ひきつけ性の症状は走ればもっと良くなることで調査された。

▲無月経〓痩せた女性は太っている女性より無月経がよく発生する。体脂肪量の低下は生理が出ないようにする原因だ。女性ホルモンであるエストロゲン生産に脂肪が必要だからだ。したがって過度な訓練で、行き過ぎる体脂肪を低下させれば無月経につながることになる。走る女性は熱量攝取を普段の10〜20%高めなければならない。普通の走りでは骨を作る。しかし、過度な走りでは無月経を生じさせるほかに、無月経は骨粗鬆症につながる。

▲妊婦が走ること〓妊娠中毒症、下血、早産過去履歴、胎児発育の不振、多胎児、その外の疾患がある時を除いては、走っても赤ちゃんの健康に大きな問題がない。

96年クリーブランドのケース・ウェスターン・リザーブ大学の研究結果、妊娠中に走った女性集団と走らない女性集団すべてが元気な赤ちゃんを生んだ。差があるとすれば、走ったグループの赤ちゃんたちの体重が少し軽かったという点だ。これは適切な運動が出産を容易にさせるという話だ。何より走った女性の赤ちゃんたちが走らない女性の赤ちゃんたちより、一般的な知的能力と言語能力が優秀だった。

▲妊娠中にどれくらい走ればいいか〓個人によって千差万別だ。米国のスー・オルスンという38歳の女性は妊娠8ヵ月15日にも、マラソンフルコースを4時間で完走した。その1週間後には100kmを24時間で完走した。そして翌日、元気な赤ちゃんを生んだ。ただ妊娠後期には、増えた体重が関節に負担を与える。それでランニングマシンやトラックで走った方が良い。

▲閉経〓閉経期の時は、心臓と骨を保護する性ホルモンであるエストロゲン数値が低くなって、心臓病と骨粗鬆症にかかる可能性が高い。フィラデルフィアスポーツ婦人学科の女性健康センターは、走る女性の閉経期の問題点が走らない女性より少ないという研究結果を発表した。



梁鍾久 yjongk@donga.com