Go to contents

「金正日、私欲だけを満たす独裁者」米紙が金総書記特集

「金正日、私欲だけを満たす独裁者」米紙が金総書記特集

Posted May. 12, 2003 22:03,   

한국어

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、ブッシュ米大統領との首脳会談のために米国に到着した11日、米紙ワシントン・ポストは北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の私生活と北朝鮮の核問題などを集中的に取り上げた特集を掲載した。

「息子の罪(Sins of Son)」という見出しのこの特集記事は、1面の半分と4面全体に掲載され、写真も5枚載せてある。副題は「金正日の北朝鮮は荒廃しているが、なぜ彼の喜びをつぶさなければならないのか」。以下は、記事の主な内容。

「親愛なる指導者」が42年に白頭山(ペクトゥサン)の小屋で生まれたとき、明るい星と二重の虹が空に現われ、一羽のツバメが空から降りてきて「世界を支配する将軍」の誕生を告げた。

これは核兵器で世界を愚弄する国を支配する残忍な独裁者金正日の出生に関する北朝鮮の公式説明だ。

韓国のマスコミが報道した金正日に関するうわさは、彼が現われれば木に花が咲き、雪が溶け、彼は若さを維持するために若い娘の血を輸血し、生まれて初めてゴルフをした時にはホールインワンを出し、欲情を満たすためにスウェーデン出身の金髪美女を輸入したなどだ。

うわさは事実でないかもしれないが、彼の実体は神話ほど怪異だ。彼はヒットラーのように芸術家のふりをする耽美主義者で、冷酷な現実より低俗な述策をより好む。

過去10年間で100万人以上が飢えて死んだが、彼は父親と自分を神格化するために巨大な記念塔を建て、競技場での壮観を演出するために数十億ドルを使った。

王やマフィアのボスのように金日成(キム・イルソン)は長男の金正日に後継者教育をし、1万の才能を持つ天才と呼んだ。北朝鮮の神話によると、金正日は金日成大学在学時に1500冊の本を書いた。

金正日は自分の側近には寛大で、自分の誕生日から取った2−16で始まるナンバープレートがついたメルセデスベンツを提供した。

彼は映画を好み、1万本以上のビデオを収集し、オスカー賞を取った映画のビデオをすべて持っていると米外交官に語った。

金正日は国を荒廃させた。洪水と数十年にわたる国家経営の失敗で、北朝鮮経済は90年代に崩壊した。2200万人の人口のうち100万人以上が飢えで死んだが、金正日は平然とし、農業長官を処刑した。彼は、父親が軍と党にだけ集中して経済は党の役人に任せるように言ったので、飢えは自分の過ちではないと主張した。

飢えているにもかかわらず、金正日は自分のための食糧供給を保障するための措置を取った。99年に2人のイタリア人シェフを北朝鮮に連れて来て、最高級のピザ食堂を作り、自分のシェフに教えさせた。



maypole@donga.com