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金雲龍IOC委員の息子、ソルトレーク冬季五輪不正疑惑で逮捕

金雲龍IOC委員の息子、ソルトレーク冬季五輪不正疑惑で逮捕

Posted May. 22, 2003 22:10,   

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金雲龍(キム・ウニョン)国際五輪委員会(IOC)委員の息子で、02ソルトレーク冬季五輪の誘致をめぐる不正疑惑事件と関連して米司法当局に起訴された金ジョンフン(米国名ジョン金)容疑者が、18日ブルガリアで逮捕された。米連邦捜査局(FBI)は21日、金容疑者がインターポールの令状によって逮捕され、すぐ米国に身柄が引き渡される見通しだと発表した。

「ソルトレーク不正疑惑」は、同市が冬季五輪開催地の選定にあたり、IOC委員たちを賄賂で買収した事実が明らかになり、10人のIOC委員が委員職から退かれるなど、波紋を引き起こした事件。ソルトレーク五輪誘致委員会のトム・ウォルチ委員長とデイブ・ジョンスン副委員長は1990年代初め、100万ドルの現金と奨学金、医療サービス、就職の斡旋など、さまざまな形の賄賂を利用してIOC委員たちにロビーを行った疑いで訴えられた。金雲龍委員も、息子がこの事件とかかわっている疑いをもたれていることから、IOC倫理委員会から「強力な警告」を受けた。

当時の捜査によると、キストンコミュニケーション社のデイビッド・シモンス前会長が、金容疑者を偽装雇用し、米永住権が合法的にとれるよう助け、同社が金容疑者に支給した給料は、ソルトレーク五輪誘致委員会が肩代わりしたものという。

その後、金容疑者はFBIの取調べで偽証をしたことと永住権の不法取得などの容疑で起訴された。彼は起訴される直前の1999年9月、住んでいたニューヨーク・ロングアイルランドから韓国に逃げて以来、逃避生活をつづけてきた。



李明鍵 gun43@donga.com