Go to contents

ドラマ「人魚姫」の放映中止求めてサイバーデモ

ドラマ「人魚姫」の放映中止求めてサイバーデモ

Posted May. 27, 2003 22:01,   

한국어

「視聴率か、視聴者の信頼か」(イム・ガヒョン)、「作家のイム・ソンハンは絶筆せよ!これ以上視聴者を愚弄するな」(イ・サンヒ)

24日正午から夜12時までの12時間もの間、MBCテレビ局のドラマ「人魚姫」(月〜金夜8時20分)のインターネット掲示板(www.imbc.com)には、作家のイム・ソンハン氏の絶筆と「人魚姫」の放映の中止を求めるメールが殺到した。

このサイバーデモを主導したのは、イム氏の絶筆を主張する「イム・ソンハン・アンチ、正々堂々カフェ」(cafe.daum.net/18dlsdj・以下イム・アン・ジョン)。12時間ものあいだ、どのくらいのメッセージが寄せられたかははっきりしていないが「イム・アン・ジョン」は「MBCが数千件のメッセージを削除した」と主張した。MBC側は「罵倒など、掲示原則に反するものを削除しただけ」だと語った。

「イム・アン・ジョン」は、特定のドラマ作家を対象にしたアンチ集団。昨年9月に開設され24日のサイバーデモ以降会員が急増している。24日時点の会員は約8000人だったが、27日午後2時ごろには1万1209人に増えている。

「イム・アン・ジョン」がこれほど広がっているのは「人魚姫」の無理押し的な延長放送に対する不満からで、作家のイム氏も共同の責任を負うべきだというのだ。

彼らが指摘する「人魚姫」の問題点は、無理押し的な延長放送と視聴率争いに拘ったあまり、ドラマの展開がとんでもない方向に流れてしまったということ。ある制作スタッフは「作家のイム氏も1年以上『人魚姫』を執筆しているために苦労している」と伝えた。

先ず「人魚姫」はストーリーが大きく変わり、前後のつじつまも合わなくなった。「夫に捨てられた母(ジョン・ヨンスク)を事故で死なせた後、アリヨン(チャン・ソヒ)の復讐劇になるはずがホームドラマに変わってしまったうえ、延長のための軽く幼稚なエピソードが続き、シチュエーション・コメディーを思わせる」というのが指摘の中心。

不適切な状況も指摘された。母が妊娠中に経験した離婚のショックから、アリヨンの弟が自閉児として生まれたというのがその例。自閉症の原因は先天的であるのに、それを親の責任に転嫁したとの批判が沸き上がった。

いちごを、いちいち歯ブラシで洗うことを、あたりまえのように描いた「いちご事件」は、同カフェのホームページにグラフィックで掲載され、批判の象徴となっている。

演出を担当するイ・ジュファンPDは、これについて「ドラマでは現実を誇張して表現することもある」として、今回のサイバーデモは、終映を求める一部の意見と言えるが、ドラマが終れば惜しむ視聴者も多いはず」と語った。

視聴率調査会社のニルソン・メディアリサーチによると「人魚姫」の先週の平均視聴率は35.2%と、KBS2の「ギャグコンサート」を抜いて1位を記録した。「人魚姫」は6月27日に終映される。



kathycho@donga.com