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情報が下水管から流れる…05年から光ケーブル設置

情報が下水管から流れる…05年から光ケーブル設置

Posted June. 03, 2003 21:58,   

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「情報は下水道管に乗って流れる」

下水道管の内部にインターネット通信用光ケーブルを設置する工事が、国内で初めて行われることになった。

3日、環境部によると、環境管理公団は8月から本格的に整備される八堂(パルタン)下水管に光ケーブルを設置することで、ハナロ通信、デイコム、KTなど通信事業者との間で、このほど原則的に合意したという。

通信事業者は、05年までに漢江(ハンガン)水系八堂下水管の整備が終り次第、下水管内の上部に光ケーブルを設置し、九里(クリ)、広州(クァンジュ)、利川(イチョン)、南楊州(ナムヤンジュ)、河南(ハナム)、龍仁(ヨンイン)市と楊平(ヤンピョン)、加平(カピョン)など、京畿道(キョンギド)内9つの市・郡に居住する加入者向けに、インターネットサービスを提供することになる。

環境部は、下水管に光ケーブルを設置すれば、今のように道路を掘り起こして地下を通る管路に光ケーブルを埋める掘削法に比べ、工期と費用を大きく削減できるメリットがあると説明している。

環境部の崔龍迵(チェ・ヨンチョル)下水道課長は「1kmの光ケーブルを設置するのに、従来の掘削法では2週間、1億5000万〜2億3000万ウォンの費用がかかる一方、下水管を利用すれば1〜2日で済み、費用もおよそ5000万ウォンで十分足りる」と話した。

さらに、メンテナンスも容易で、通行の不便と騒音や振動など環境公害も減らせることから、「環境にやさしい」としている。

このように、下水管に光ケーブルを埋設する方法は、ドイツ、日本など外国では広く用いられている工法だが、国内では下水管の品質が悪いうえ、水の流れに妨げとなる施設物は設置できないと定めている下水道法のため、これまで適用できなかった。



鄭景駿 news91@donga.com