Go to contents

盧大統領の国賓訪問時に有事法制成立…「外交的暴挙」

盧大統領の国賓訪問時に有事法制成立…「外交的暴挙」

Posted June. 06, 2003 22:02,   

한국어

日本が外部からの武力攻撃を受けた場合を想定して対応策を規定した「武力攻撃事態対処法(案)」など、いわゆる有事法制の3法案が、6日午後、参議院本会議で成立、確定した。

しかし、法案の成立時期が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の国賓訪問と重なるため、外交上の礼儀に反するという指摘も出ている。韓国政府は論争の余地のある3法案の成立時期を盧大統領の訪日以降に遅らせることを要請したが、無視された格好だ。日本政府と国会の礼を欠いた措置であるため、盧大統領の3泊4日の訪日の日程、とくに国会での合同演説の日程などに悪影響を及ぼすおそれもある。

3法案は、自民・公明・保守党の連立3党と野党の民主党・自由党議員の大多数の支持により、賛成202票、反対32票と、圧倒的多数が賛成して成立した。

これに先立って、先月15日、衆議院は3法案を自民党などの与党と民主党などの野党議員の合意でまとめ、約90%の賛成で成立させた。

これによって、自衛隊はいつでも私有地の収容ができ、日本政府の地方自治体への規制、公営、民営の放送媒体の動員も可能になった。

小泉純一𩒐首相はこれと関連し「与野党の幅広い合意で成立したことは意味が大きい。これから、米軍の行動を支援してテロを撲滅するための対策も講じていく考えだ」という方針を明らかにし、自衛隊をイラクに派兵するための法制定の意志を示した。



hanscho@donga.com