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国情院次長が取り調べ受ける  対北朝鮮送金事件

国情院次長が取り調べ受ける  対北朝鮮送金事件

Posted June. 10, 2003 22:02,   

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「対北朝鮮送金疑惑事件」を捜査している宋斗煥(ソン・ドゥファン)特別検事(特検)チームは、00年6月の南北首脳会談に先立って、北朝鮮側と予備接触を行った李益治(イ・イクチ)前現代(ヒョンデ)証券会長を12日に召喚し、取り調べることにした。

また、李前会長の調査結果によって、朴智元(パク・チウォン)前大統領秘書室長も、早ければ今週にも召喚する予定だ。

特検チームは10日、対北朝鮮送金と首脳会談への予備接触に介入した金保鉉(キム・ボヒョン・国家情報院3次長)当時国家情報院(国情院)対北朝鮮戦略局長を召喚し、00年3、4月に南北首脳会談の予備接触に参加した経緯、北朝鮮側と首脳会談および経済協力事業を連携する内容の裏面合意をしたのかについて、集中調査した。

特検チームの関係者は「金次長に対して調査することが多いため、11日まで時間をとっておいた」と述べ、調査が徹底して行われることをほのめかした。

特検チームは、金次長が対北朝鮮送金と両替に直接介入した事実が判明したため、外国為替取引法違反などの疑いで刑事処罰する方針だ。

しかし、金次長が国情院の対北朝鮮関係の責任者として現政権でも北朝鮮との対話の窓口役を担っていることから、司法処理の水位と方法について苦心しているという。

一方、特検チームは、 当時産業銀行総裁だった李瑾榮(イ・グニョン)容疑者の拘束期間が11日で期限切れになることから、近いうちに李容疑者を業務上背任の疑いで起訴する方針だ。

特検チームは、李前総裁とともに貸し出しの実務を総括した前産業銀行副総裁の朴相培(パク・サンベ)容疑者と、貸し出しを支持した前大統領経済首席の李起浩(イ・ギホ・拘束収監)も、一括起訴することを検討している。



吉鎭均  leon@donga.com jarrett@donga.com