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盧大統領、日本共産党との交流に前向き言及

盧大統領、日本共産党との交流に前向き言及

Posted June. 10, 2003 21:45,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は日本国賓訪問最後の日の9日、韓国大統領では初めて日本共産党との交流を受け入れる意思を表明したと、産経新聞が10日付で報じた。

盧大統領は、衆院議長主催の懇話会で、日本共産党の志位和夫委員長に「韓国は現在、共産党の活動を認めていないが、(これは)民主国家としては問題だ。私が日本共産党を受け入れる初めての韓国大統領になるだろう」と述べたという。

志位委員長は、「韓国の『参加政府』の政策構想と南北の平和繁栄政策に共感する」と述べ、韓国との交流拡大を希望した。日本共産党は、金大中(キム・デジュン)政権の時から、党代表団の韓国訪問や党機関紙「赤旗」のソウル支局開設などを打診していた。

1922年に発足した日本共産党は、旧ソ連や北朝鮮の共産主義とは違って私有財産を認め、日本の侵略戦争に反対するなど、自由と民主主義を優先的な基本理念とする合法的な進歩政党だ。北朝鮮とは、83年、北朝鮮のミアンマー・アウンサンテロ事件を契機に交流が途絶えた状態。

現在、衆院と参院にそれぞれ20議席を保有しており、時代の変化に合わせて党綱領から「共産主義革命」や「米帝国主義」などの表現を削除する動きを見せている。最近では、有事法制反対の署名運動を主導し、政治家の妄言糾弾の先頭に立っている。

一方、尹太瀛(ユン・テヨン)大統領府報道官は、盧大統領と志位委員長との対話録を公開し「盧大統領が『韓国でも共産党が許容される時、初めて完全な民主主義になる。(日本共産党の)韓国訪問を歓迎する』と述べた」と明らかにした。

尹報道官は、「共産党許容」部分について、「盧大統領が言及した共産党は、欧米や日本のように合法的な枠内で活動し、制度圏内に進出した共産党を意味する。日本共産党委員長との対話過程で出た言及という点を十分に考慮してもらいたい」と説明した。



朴元在 金正勳 parkwj@donga.com jnghn@donga.com