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何気なく使ったネット利用金が死に追い込んだ

何気なく使ったネット利用金が死に追い込んだ

Posted June. 26, 2003 22:09,   

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京畿道水原(キョンギド・スウォン)のKさん(11・女)が24日、先月、インターネットコンテンツ利用料金で20万ウォンを請求されたことで、お母さんから怒られると、自分の部屋で首をつって自殺する事件が発生した。Kさんは、昨年12月から今年4月にかけ、サイバーキャラクターのアバターのアイテム購入に150万ウォンあまりを使ったことで親に叱られたという。子どもたちを対象にした有料コンテンツサービスに対する適切な規制を求める声が出ている。

▲何が問題か〓アバター自体は無料だが、これを飾る服やアクセサリーなどは有料でサービスされる。アイテム別に安いものは500ウォン、高価のものは7000ウォンまで値段が付いている。コンテンツを提供する会社は、アバター競演大会などを催しながら購買意欲をあおる。

アバター、ゲーム、音楽などの有料サービスを行っている大半のインターネット業者は、決済方式に携帯電話、自動音声応答システム(ARS)、クレジッドカード、有線電話などを利用している。

このうち子供たちがとくに多く利用しているのが有線電話だ。060番号を使ったサービスを利用すれば、保護者の確認なしに、翌月の電話料金請求書に「情報利用料」という項目で料金が課せられる。

このサービスは、子どもたちが親の同意を得る必要がなく、コンテンツ提供会社も親の同意を得ているかどうかを確認する必要がないため、広く使われている。一部の子どもたちは、お金に対する意識が足りないため、何気なく同サービスを利用しているケースが多い。

京畿道安養(キョンギド・アンヤン)に住む盧(ノ)氏(45・自営業)は「5月の電話料金に情報利用料だけで19万5000ウォンが課せられた。娘がアバターや音楽サービスを利用したことは認めるが、なぜこれが有料なのか、理解に苦しむ」と話し、業者の巧妙な手口に子どもたちが翻弄されていると憤慨した。

▲急がれる制度改善〓一部の大型ポータルサイトは、満14歳未満の子どもたちに毎月の決済限度額を決めているいるが、大半の業者はこうした限度さえ設定していない。

甚だしくは、親からの抗議や責任を逃れるため、サイトに電話番号や電子メールのアドレスさえも記載していないサイトもある。

主婦のチョンさん(40)は「娘がよく利用している『バックスミュージック』という会社の電話番号を調べるために114(番号案内)に問い合わせたが、交換手から『バックスミュージックを聞いていくる問い合わせが今日だけで5件以上あったが、電話番号簿のどこにも番号が載っていない』と言われて驚いた」と話した。

現在、情報通信および個人情報保護に関する法律によると、満14歳未満の子どもたちがコンテンツ提供会社の会員に入会する場合、父母や保護者の同意を得ることが義務付けられているが、一部の会社を除いてはほとんど守られていない。

有料コンテンツ会社を経営した経験のある金氏(34)は「1日で数百件から数千件の決済が発生しているのに、そんなことを確認するというのは容易なことではない。何よりもそういうことを守っていては収益を出すことが不可能になる」ともらした。

専門家たちは、子どもたちが有料サービスを利用するときは、必ず父母の確認を得るようにする電子認証システムを採用し、サイトに電子メールや電話番号を公開しない悪質な会社は処罰できるようにする制度作りが求められると指摘した。



shchung@donga.com bibulus@donga.com