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労組の頻繁なストが韓国経済をどん底に 米タイム誌

労組の頻繁なストが韓国経済をどん底に 米タイム誌

Posted September. 03, 2003 23:25,   

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米国のニュース週刊誌「タイム」のアジア版最新号(9月8日発行)が、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の発足以降頻発に起きている韓国労働界のストが、韓国経済をどん底に追い込んでいると警告した。

タイムは「ストのため滅びるかも(Striking To Death?)」という見出しの記事で「(韓国の)夏は伝統的にストの季節とされるが、今年は労組の闘争が異常なほど頻繁で戦闘的だった」と評価した。

金属産業連盟、鉄道労組、全国教職員労組、貨物連帯、金融労組などの相次ぐストで、世界12位の韓国経済は数十億ドルの損害をこうむっており、現代(ヒョンデ)自動車と起亜(キア)自動車の操業中止で7月の生産伸び率は−3.9%になったと伝えた。

タイムは「昨年、製造業の賃金上昇率は生産性アップを4ポイント程度上回っており、今年はその違いが10ポイントと広がるだろう。韓国は賃金上昇率が生産性向上を上回る一握りの工業国に属することになった」と指摘した。

国内外の投資家たちが、韓国はもはやビジネスしにくい国になってしまったと考えているうえ、リストラを難しくする硬直した労働関連法律のため、一部の企業は人件費が(韓国の)5%にしかならず、ストもほとんどない中国に目を向けていると、タイムは伝えた。

タイムは「韓国は(すでに)競争力を失いかけている上、労組がそれに追い討ちをかけている」とベーン・アンド・カンパニー経営コンサルタントの警告を引用した。これとともに、今年はじめ、一部のストに対する現政権の甘い対応が、その後の労使葛藤の主な原因になったと分析した。さらに、李廷雨(イ・チョンウ)大統領政策室長は「オランダ型の労使モデル」を好む向きもあるが、これは労働費用を急増させるだけだという韓国内欧州企業の役員たちの警告も紹介した。



異鎭 leej@donga.com