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北朝鮮WMD封鎖のための軍事訓練 13、14日に実施

北朝鮮WMD封鎖のための軍事訓練 13、14日に実施

Posted September. 05, 2003 22:57,   

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北朝鮮などの大量破壊兵器(WMD)が拡散するのを遮断する、史上初の海上共同軍事訓練が13日と14日、オーストラリアの東北部沿岸のコーラル海で行われる。

ブッシュ米大統領の唱えたWMDの拡散防止構想(PSI)に参加している米国など11カ国は3、4日、フランスのパリで第3回会議を開き、このように合意した。

今回の訓練実施と関連して、PSIに強い拒否感を示してきた北朝鮮の対応が注目される。北朝鮮は先月、中国の北京で開かれた6カ国会談直前に、PSIは「対北朝鮮圧殺戦略」であり、軍事訓練を実施した場合「実力で対抗する」と警告した。

米国、オーストラリア、日本、フランスなど4カ国が参加する今回の訓練の名称は「太平洋の保護者(Pacific Protector)」。各参加国はWMDまたは関連物質を積んだ船舶に対する海上検索とだ捕などを集中的に訓練する予定だ。

会議に参加した11カ国の代表は、今回の訓練を皮切りとし、来年までで合わせて10回のWMD拡散遮断のための陸海空軍の軍事訓練を行うことで合意した。

代表は4日、採択した閉幕声明でWMDと運搬システム、関連物質の移動を遮断するために△PSI参加国間の協力を強化△迅速な情報交流を活性化△必要な場合、国内法と国際法の改正のために努力することにした。

6月のスペイン・マドリード、7月のオーストラリア・ブリスベン会議に続いて開かれた今回のパリ会議では、WMDの生産と移転を防ぐための政治的、法的、技術的な協力策と作戦の指針が設けられた。さらにこの指針はPSIに参加していない国にも通報するという。

会議を主導している米国務省のジョン・ボルトン軍縮担当次官は会議が終わった後「PSIは特定の国を狙ったものではないが、北朝鮮の核開発プログラムが一番憂慮される」と話した。ボルトン次官は先月、台湾政府が米国の情報提供によって化学兵器の製造物質を船積みしたものと見える北朝鮮の船舶を抑留したことがPSI協力の最初の成果だと話した。

引き続き、同長官は「米国は特に中国とロシアのPSI参加を希望する」と明らかにした。しかし、中国は「WMD拡散を防ぐための最も良い方法は外交的対話」とし、PSIに反対している。

PSIの参加国は米国、日本、オーストラリア、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、ポーランド、ポルトガルなどだ。次のPSI会議は来月、英国のロンドンで開かれる予定だ。



朴濟均 phark@donga.com