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北朝鮮、ロシアに6者国協議開催を要請していた

北朝鮮、ロシアに6者国協議開催を要請していた

Posted September. 09, 2003 21:24,   

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北朝鮮は、中国北京で6者協議が開催される1ヵ月前の今年7月末、ロシア政府に会議の開催を要請したが、ロシアは中国・ロシアの関係悪化を懸念して拒否したと、日本産経新聞が9日付で中国の消息筋の話として報じた。

同紙によると、後ほどこの事実がロシアによって中国側に伝えられたが、この事実を聞いた中国は北朝鮮の態度を非常に不快に思い、これは北京での最初の6者協議の後、参加国が次回の協議場所を決められなくなった理由の一つになったという。

北京の外交筋は、北朝鮮がロシアに同協議への参加と開催を提案したのは、米国をけん制しようとする意図のほかにも、中国が多国協議を通じて北朝鮮を包囲し、核放棄への圧力を加える米国の戦略に同調していることに対して、反発の意思を示したものと分析している。

消息筋によると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は7月下旬、ロシアのプーチン大統領に電話をかけ、ロシアが協議に参加してほしいと提案し、同意を得たという。これによって協議は、6者協議の形になった。金総書記はまた、ロシアが協議の開催国にするように要請したという。

しかしプーチン大統領は、「中国が平和的な解決に向けて努力しているだけに、協議は北京で開かれて当然だ」とし、「ロシアが協議を開催して、中国との関係を傷つけることはできない」と拒否したという。

金委員長がプーチン大統領に電話をかけた時期は、中国が米政府の意向を受け入れて3ヵ国協議のメンバーに韓国と日本を追加し、「5者協議」を北朝鮮側に要請した直後だったとされる。

中国外務省の戴秉国対外連絡部長のロシア訪問中に北朝鮮がこうした提案をしたとの情報を入手した中国側は、北京開催について慎重な姿勢に転じ、8月初めに北朝鮮が北京開催に同意する立場を表明するまで、協議の場所を明確にしていなかった。



朴元在 parkwj@donga.com