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携帯電話も盗聴可能 政府が確認

Posted September. 23, 2003 23:06,   

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符号分割多重接続(CDMA)方式の携帯電話の盗聴が可能であることが公式に確認された。これまで情報通信部(情通部)や国家情報院(国情院)など政府は、「現実的にCDMA携帯電話の盗聴は不可能だ」と言ってきた。

情通部は、「18日、ソウル鍾路区世宗路(チョンログ・セジョンロ)にある情通部の建物で複製端末機を利用して盗聴実験を実施した結果、部分的に盗聴が可能なことが確認された」と23日発表した。

情通部は電波研究所と共同で実施したこの実験で、携帯電話の固有番号(ESN)を複製した端末機を使って、同じ基地局内の半径20m以内にいると、複製された携帯電話の通話を盗聴することができたことを明らかにした。

盗聴対象者が受信した内容やショート・メッセージ・サービス(SMS)、音声メッセージなどはすべて盗聴できるが、盗聴対象者が発信した内容は聞けなかったという。

同日、情通部の国政監査でこうした事実を暴露した野党ハンナラ党の権寧世(クォン・ヨンセ)議員側は、「研究結果、障害物がない場合、半径50m内でも100%盗聴が可能だった。これまで多くの捜査機関がこの方式で組織的な盗聴を行ってきた可能性が高い」と主張した。

移動通信業界もこうした方式の盗聴可能性について、「充分に可能だ」と認めた。ある移動通信会社の関係者は、「同一基地局内の同一セクター(基地局の通話権を基地局を中心点にして3分割した空間)内では複製携帯電話でいくらでも盗聴が可能だ」と話した。

これまで携帯電話の盗聴は、発信者と受信者の携帯電話をつなぐ基地局水準で暗号形態の電波を横取りしてこれを再解釈しなければならず、この場合、装備購買に巨額の費用がかさむため事実上盗聴が難しいとされていた。

情通部は、「実験後、移動通信事業者に指示して基地局に遮断プログラムを設置し、こうした問題点を是正するように指示した」と語った。



羅成鎏 cpu@donga.com