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李承鎏 、大リーグ球団に年俸300万ドル打診

李承鎏 、大リーグ球団に年俸300万ドル打診

Posted September. 23, 2003 23:20,   

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「年俸は最高300万ドル(約36億ウォン)、期間は3年」

今シーズンが終われば今の三星(サムスン)所属から自由契約選手(FA)になり、大リーグ進出に挑戦する「国民打者」李承鎏(イ・スンヨプ、27、三星)の要求額が明らかになった。李のエージェント社のSFX社は最近、李に関心を示した大リーグ球団主たちに水面下で具体的な条件を提示した模様だ。李の要求額が知られたのは今回が初めてだ。

今年LAドジャースをはじめ、シアトル・マリナーズ、アトランタ・ブレーブス、ミネソタ・ツインズ、サンディエゴ・パドレス、ボストン・レッドソックスの6チーム。

このうち、ある球団には年俸150万ドルに3年契約を要求しており、他の球団には年俸300万ドルを提示している。要求年俸に2倍も差があるのはSFXの交渉戦略。1塁手の李を切に求めている球団には要求額を高くし、積極的な姿勢を示していない球団には相対的に低い金額を提示したのである。

SFX社が提示した条件に対して各球団はまだ具体的な反応を示していない。これはFAとなる選手でもシーズン中には前もってコンタクトをし、裏取引をするのが禁じられているためだ。従ってシーズンが終わる10月末から本格的なスカウト競争が始まるとみられる。

特にLAドジャースとシアトルが李承鎏に一番強い関心を示している模様。最近トミー・ラソーダ副社長が大邱(テグ)球場を直接訪れたLAドジャースは、今シーズンが終われば1塁手のプレド・マックリブが引退する予定だ。今年大リーグ最下位の攻撃力だったLAドジャースにとって李は何よりほしい選手だ。

そのうえロサンゼルスには約60万人に及ぶ在米韓国人たちが暮らしているため、李をスカウトすれば観衆収入だけで元が取れるという魅力がある。また李は性格が敏感だが、韓国人の多いロサンゼルスでは早く適応する可能性が高いのも長所。

シアトルも1塁手のジョーン・オラルードが今シーズンが終わればFA選手となり、1塁手が必要だ。シアトルはすでにイチローと佐々木, 長谷川などの東洋人選手を迎え入れ効果を味わっている。チュ・シンスとベク・チャスンもシアトル傘下のマイナーリーグでプレーしている。LAドジャースとともに李に最も多い関心を示している球団だ。

大リーグのスカウトたちは、李はまだ3年間の契約金を含め2100万ドルにサインしたニュヨーク・ヤンキーズの松井秀喜にはおよばないと評価している。

あるスカウトは「年俸を1年にいくらというふうには契約できない。インセンティブを含めて次第に年俸が増えるようにはできる。でも年俸150万ドル以上は負担になる」と話した。

10月からかけひきの交渉が予想されており、SFX社の要求と大リーグスカウトたちの反応から見れば李の契約額はインセンティブ、年俸を含めて3年間総額500万ドル(約60億ウォン)台で決まると思われる。



金相洙 ssoo@donga.com