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国連総会の珍風景、北朝鮮と日本が舌戦

Posted September. 25, 2003 23:03,   

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国連総会で24日(現地時間)、北朝鮮と日本の外交官が激論を行う珍風景が演出された。

同日午後、国家別基調演説が終わった直後、北朝鮮代表団のある外交官が手を挙げて、前日行われた日本の川口順子外相の「日朝国交正常化に先立って、北朝鮮は日本人拉致問題を解決すべきだ」とした演説内容を問題に取り上げた。

北朝鮮の外交官は「拉致問題はすでに解決している」と主張した。続いて「人道的レベルの拉致問題を日本が政治的な争点にしている」と非難しながら、「日本は過去100年間北朝鮮を敵対視し、多くの北朝鮮人を拉致して殺害した」と付け加えた。

北朝鮮側の発言が終わるやいなや、日本の外交官が手を上げた。日本側は拉致された5人が帰国したことはしたが、彼らの家族が帰ってくるまでは解決したと見ることはできないと反駁した。続いて、北朝鮮は国交正常化に向けて努力すべきだという主張も忘れなかった。

双方の攻防戦はここでとどまらなかった。北朝鮮の外交官は再び手を上げて、主張を繰り返した。日本の外交官も再び立ち上がって論点を重ね明らかにした。

前日、アナン国連事務総長は、川口外相に「北朝鮮問題と関連する日本の難しい立場は理解するが、国連の北朝鮮内の人道主義的な支援活動が困難に処しているだけに、日本が財政的に援助してほしい」と要請した。

これに対して、川口外相は、「北朝鮮が核兵器開発を放棄すれば、食品、エネルギー援助のような経済的な利益を得られるということを理解するのが重要だ」と直接答弁を避けた。



konihong@donga.com