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流感ワクチン接種、去年の2倍

Posted September. 28, 2003 23:29,   

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28日、国立保健院によると、去年9月1ヵ月間全国各保健所で38万人がインフルエンザ・ワクチンを接種したが、今年は9月初めから20日までにすでに去年の2倍を超える97万人が接種を受けている。

去年の場合、合わせて800万人が接種したが、今年は1000万〜1200万人がインフルエンザ・ワクチンを接種するものと保健院は予想している。

保健院の関係者は「重症急性呼吸器症候群(SARS)のためにワクチンの接種が急増したことが分かっている」とし「全国の保健所に50万人分のワクチンをさらに供給するなどワクチンの需給調節に気を使っている」と語った。

保健所はもちろん、町内の小児科、内科医院などでもワクチンの接種を受けようとする人々が殺到して何時間も待って接種しなければならないほどだ。

京畿道安養市東安区坪村洞 (キョンギド・アンヤンシ・トンアング・ピョンチョンドン)に住む主婦のチョンさん(40)は「1歳の息子のアトピー皮膚炎を治療するために小児科へ行ったら足の踏み場もないくらいにぎやかなのを見てびっくりした」とし、「私も思わず子供にインフルエンザ・ワクチンを接種した」と語った。特に、ワクチン接種の対象者でない6ヵ月未満の赤ちゃんまで接種の列に加わって副作用が憂慮されている。

27日、ソウル江西区(カンソグ)のある小児科で二人の息子にインフルエンザ・ワクチンを接種した主婦チョさん(33)は「4歳の長男に接種しに行ったのだが、生後2ヵ月になった下の子にも接種した。6ヵ月未満の幼児は接種の対象者でないことを知らなかったし、医院側も特に止めなかった」と話した。

こうしたインフルエンザ・ワクチンの接種シンドロームは、保健院が今月初めSARS流行に備えてインフルエンザ・ワクチン接種を勧めている際に、インフルエンザ・ワクチンがSARSも予防するかのように誤解されたからだ。

保健院では当時、インフルエンザとSARSの初期の患者の区別が事実上不可能なため、防疫過程での混線を防ぐためにインフルエンザ・ワクチンの接種を勧めた。しかし、各病院や医院で「SARS事態に備えてインフルエンザ・ワクチンを接種しなさい」などの案内文を貼り付けると、多くの人がインフルエンザ・ワクチンがSARSまで予防するものと誤解するようになったのである。



李成柱 金東元  stein33@donga.com daviskim@donga.com