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「今の韓米同盟は軍事パートナー以上の意味持つ」…ハーバード米大使が韓米同盟50周年で特別寄稿

「今の韓米同盟は軍事パートナー以上の意味持つ」…ハーバード米大使が韓米同盟50周年で特別寄稿

Posted October. 01, 2003 23:27,   

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50年前、韓国と米国政府は二国間同盟を強化して、現代的パートナーシップの土台を構築し始めた。1953年10月1日、両国は韓米相互防衛条約を締結することで軍事同盟を公式化することになった。2003年の今、韓米同盟は単純な軍事的パートナーシップ以上の意味を持つ。この50年間、両国国民は政治、経済的な連帯関係を構築しただけなく、真の友情を培ってきた。

韓国史全体と比べるなら、韓米同盟50年は相対的に短い期間だが、この期間に韓国は目を見張るような変化を遂げた。韓国は成熟した民主主義国家であると同時に、世界第12位の経済を誇る国家に成長した。これは韓米相互防衛条約が提供する安保に一部起因したものだ。

韓米間のパートナーシップと両政府及び軍の緊密な連帯に支えられ、現在韓国と米国の国民、学校とビジネス間に活気にあふれる関係が多く存在する。韓米関係の深さと多様性こそが私たちの最大の力であり、いかなる挑戦に直面しても一緒に進もうという原動力だ。

韓米両国は問題に直面した際、解決策を模索するためのパートナーとして協力してきた。また我々は、自由と市民の権利のない国に平和と繁栄をもたらすために協力し、努力した。両国国民は東ティモール、アフガニスタン、イラクに至る多くの地域に民主主義を増進させ、自分たちが享受する自由を他の人々も享受できるようにするために協力している。また全世界の国々は平和定着と民主主義の増進に対する韓国の意志とリーダーシップを尊重し高く評価している。

両国は北朝鮮の核問題に対する共同の解決策を探るために協力している。両国は北朝鮮の核問題の平和的な解決を通じて、北朝鮮住民に民主主義と希望を抱かせることができることを望む。近代民主主義の手本である韓国の経験を通じて、北朝鮮の住民は希望を抱き、民主主義に伴う自由と平和を模索することができるだろう。

両国の歴史を形成した共同の価値はまた両国の経済的関係を成長させた。昨年の場合、両国間の総貿易規模は600億ドルだった。韓米の貿易関係は我々両国いずれにも核心的であることは明らかだ。開放された市場と民主主義の原則に対して共同の意志を確固たるものにすれば、我々の経済関係はこれからも発展と繁栄を繰り返えすだろう。

両国間の文化交流と教育部門の交流は両国国民の暮らしを豊かにさせており、お互いに対する理解をさらに深めた。昨年米国に留学した韓国の学生は4万9000人で、これは米国にいる外国人留学生の集団としては3位にあたる規模だ。

また、今年は韓国人の米州移民100周年を迎える年で、米国の社会、経済、政治そして文化へと、在米韓国人の海外同胞がどれほど大きく寄与したのかを象徴する年でもある。

したがって、今日の祝賀は単に政治的な性格のみを帯びるものではなく、私たち個々人皆に意味深い記念日だ。パートナーとして韓国と米国は力強い政治、経済的連帯関係を構築しただけでなく、国民間の堅い友情を築いた。だから今日は私たち両国国民の友情を記念する日と言える。

私は歴史の中でこのようの重要な時点を、在韓米大使館で仕事ができることを誇らしく、光栄に思う。この50年間の成果を振り返る時、自負心を持って語れることが多い。持続的なパートナーシップと共同価値への意志を通して、私たちは韓米同盟と両国国民のより明るい未来を期待することができるだろう。



havefun@donga.com