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小学校教師を募れ

Posted October. 23, 2003 22:45,   

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▲教師任用試験の受験者年齢制限〓23日に全国16の市道教育庁が一斉に発表した来年度小学校任用試験公告によると、慶北(キョンブク)は受験者の年齢を昨年の満55歳から今年は満45歳にと、およそ10歳も下向け調整した。受験者の年齢は教育監が決定できるようになっている。

これは最近、現職の教師が辞職していない状態で他地域の任用試験に応じることはできないとした裁判所の判決と関連して、現職教師の離脱を防ぐための措置と解釈される。

慶北と江原道(カンウォンド)は昨年の50歳から今年は45歳に、忠北(チュンブク)は55歳から50歳に、全北(チョンブク)は45歳から40歳に、それぞれ受験者の年齢を引き下げた。

ソウル、釜山(プサン)、大邱(テグ)、仁川(インチョン)、光州(クァンジュ)、大田(テジョン)は昨年と同じく満40歳までを年齢制限としている。

とりわけ、全国最大規模の2000人を募集する京畿道(キョンギド)教育庁も受験者の年齢を昨年の50歳から今年は40歳に調整した。

任用試験の公告を控えて、慶北など農漁村が多い地域の教育監は京畿道教育庁に受験者の年齢制限を引き下げるよう、強く要請した。

これは受験者の地域制限規定が廃止されたことで、農漁村地域の相当数の現職教師が京畿道など他地域の試験に応じて離脱するものと予想されるからだ。

慶北の場合、来月他地域の任用試験に応じるものと予想される現職の小学校教師はおよそ1000人と把握されている。

▲農漁村地域の教師招致説明会〓「忠南(チュンナム)は高速鉄道が開通されれば、首都圏から1時間の距離で、大田—唐津(タンジン)高速道路が開通されれば道内は1時間生活圏です。行政首都も忠南に移転することが確実化されています。天安(チョンアン)、牙山(アサン)地域は首都圏に他ならず、・・・」

23日午前11時忠南公州(コンジュ)教育大学音楽ホールで行われた「04学年度総学校任用試験説明会」は、不動産投資説明会をほうふつとさせた。9月現在小学校教師1261人が不足している忠南教育庁は、受験者を一人でも多く招致するために忠南地域の生活環境が劣悪でないということを強調した。

忠南教育庁の尹忠(ユン・チュン)小学校教育課長は、「子供たちが皆様を待っています。どうぞ忠南においでください」と懇願しているが、参加者の反応は空々しかった。

公州教育大学はこの説明会に多くの学生が出席できるように休講などの措置を取ったりしたが、卒業予定者520人のうち約70人しか出席しなかった。出席者の半分ほどは説明会の途中で一人二人席を立った。

忠南教育庁は、奨学士など教育専門職への進出チャンス、任用試験上位15%の受験者に希望地域の勤務など、各種の特典を提示したりした。

同説明会に出席した公州教育大学の数学科チャン・ヘラン(29)氏は、「使命感がないわけでもなく、各種の特典に心惹かれないわけではないが、都会勤務が生活に便利で文化的な恩恵も受けられるというのが学生たちの考えだ」と語った。

全南、慶北、江原、忠北教育庁なども各種の特典を提示して小学校教師の確保に乗り出したが、小学校の教師不足は容易に解決しそうにない見通しだ。



doyoce@donga.com boriam@donga.com