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「歯並びのデコボコ」永久歯満8歳に治療するのが適期

「歯並びのデコボコ」永久歯満8歳に治療するのが適期

Posted October. 26, 2003 23:31,   

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子供たちは満6歳から乳歯が抜けて永久歯がはえてくるが、この時の永久歯の模様と大きさは一生を左右することになる。この時、歯列の不調和が生じれば、歯がデコボコになるだけでなく、食べ物をかむ能力を落とす。

また、口周辺の筋肉や舌にも影響を与えて発音がおかしくなったり、指をしゃぶったり、舌を突き出したりするなどの悪習慣を生ずることもある。

大韓歯科矯正学会の李ジュンギュ会長は「デコボコの歯によって劣等感に陥り、学校へ行きたがらず、性格も内気に変わる子供が多い」とし「歯列矯正は心理面での安定と自信を取り戻すのに役立つ」と話した。

▲乳歯、管理しなければ永久歯の歯並びが悪くなる〓歯列矯正のために歯科を尋ねる子供の半分以上は歯並びの悪いことからだ。次は前歯が突き出た出っ歯や下あごが突出した下顎突出の順だ。

歯並びの悪い子供たちはファーストフードや甘い食べ物のために、虫歯で乳歯が損傷した場合が多い。乳歯が損傷すると、その後に生える永久歯がはみ出したりして、全体的に歯並びが悪くなる。したがって、乳歯が生える満2歳から定期的に歯科検診を通じて、虫歯を予防しなければならない。

子供たちの顔型の変化も歯並びの悪さが原因になっている。顔が細長くなってあごの骨が小さくなり、乳歯が生える隙間さえ足りなくなり、乳歯がデコボコに生える場合が多い。元々乳歯は歯の間が疎らに開いてこそ、後で永久歯の生える所が充分に確保される。

▲時期をちゃんと選べば效果を最大化できる〓下顎突出や下あごが小さな「下顎矮小症」や「顔非対称」など骨格に異常のある時は、骨格の成長が進んでいるときに治療する。骨格の成長が終われば手術以外に治療法がない。たいてい、下顎突出の場合は満7歳、下顎矮小症は満9〜10歳程度が適当だ。顔が曲がる場合も症状によって満8〜12歳に治療を受ける。骨格には問題がなく、ただ歯並びが悪い場合にも歯ぎしりが活発な満8歳に治療を始めた方が良い。

下顎突出がひどい場合は骨の成長が止まる18歳以後に手術を受ける。この時、あごの矯正手術前に矯正治療を受けた方が良い。矯正期間は2年がかかり、下顎突出や兎唇などは5年以上かかることもある。

▲歯列矯正装置の種類〓よく見られる「金属装置」とセラミックやプラスチックで作って目立たない「透明矯正装置」、歯の内側に取り付けられて外側では見えない「舌側校正装置」などの3種だ。

金属装置が最も広く使われており、費用も500万〜600万ウォン(大学病院基準)で廉価だ。最近は外見に気を使う傾向が強く透明装置や舌側矯正器具を装着する人が多い。透明矯正装置は金属より弱く、嵩が大きくて治療が鈍いという短所があったが、最近は強化プラスチックの使用とデザイン改善によって多くの短所が補完された。価格は大学病院基準で600万〜700万ウォン程度だ。

舌側矯正装置の長所は外からは全く見えないという点だ。OLや放送関係者など人との接触の多い人々が好む。価格が1000万ウォン台と高いのに加え、舌と矯正装置がぶつかって初期には発音障害が生ずることもある。



李眞漢 likeday@donga.com