Go to contents

韓国議員ら宿舎ホテルにロケット弾攻撃 イラク・バグダッド

韓国議員ら宿舎ホテルにロケット弾攻撃 イラク・バグダッド

Posted November. 21, 2003 23:03,   

한국어

トルコ・イスタンブールの英国大使館や英国系銀行が爆弾テロ攻撃を受けた翌日の21日午前(現地時間)、イラクの首都バグダッドの中心街にあるホテル2ヵ所と石油省庁舎が10発以上のロケット弾攻撃を受け、少なくとも3人の負傷者が出たものとCNN放送など外信が伝えた。

バグダッドのホテルのうち、4発のロケット弾攻撃を受けたパレスチナホテルには当時、韓国国会のイラク派兵調査団(団長・姜昌熙議員)約10人が泊まっていたが、全員無事だと調査団の関係者が知らせてきた。

調査団はロケット弾の攻撃にもかかわらず、現地調査作業を引き続き行う計画でいる。

同ホテルにはイラク駐在韓国大使館の臨時事務所も入居しているが、やはり人命被害はないものと確認された。

外交通商部の李光宰(イ・クァンジェ)アジア太平洋局長は、「攻撃を受けたパレスタインホテルは、米国など西欧の事業家とジャーナリストが主な顧客だ」としながら、「(今回の攻撃は)私たちを狙ってのものではないと判断している」と述べた。

李局長は、「韓国大使館と調査団員の宿舎は、ロケット弾に撃たれたホテルの16階とは離れた、ほかのフロアにいた」とし、「孫世周(ソン・セジュ)代理大使に大使館を安全地域に移転し、国会調査団の宿舎も安全なところに移すよう指示した」と付け加えた。

一方、国連安保理は、イスタンブール英国領事館や英国系銀行HSBCに対する爆弾テロ直後、「あらゆる種類のテロリズムとは断固として戦うという強力な決意を表明する」という内容の決議文を全会一致で採択した。

アナン事務総長は、「今回(テロ)攻撃を行った者は、人間の生命に対していかなる尊重も持っていなかった」とし、「われわれは彼らの行動を徹底的に糾弾しなければならない」と非難した。

米国務省はトルコにいる自国民に米国と他の西欧諸国を狙った追加攻撃がありうると警告し、トルコ駐在領事館の建物を暫定的に閉鎖した。