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防疫非常事態鳥インフルエンザに続き豚コレラも

防疫非常事態鳥インフルエンザに続き豚コレラも

Posted December. 22, 2003 23:15,   

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鳥インフルエンザに感染した疑いのあるアヒルが全羅南道羅州市(チョンラナムド・ナジュシ)と順川市(スンチョンシ)でさらに見つかるなど、鳥インフルエンザの拡散が加速化している。また、慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)では8ヵ月ぶりに豚コレラが再発生した。

農林部は21日夕、羅州市金川面(ナジュシ・クムチョンミョン)と順川市西面(スンチョンシ・ソミョン)にあるアヒル農場2ヵ所で鳥インフルエンザに感染したと推定されるアヒルが見つかったという通報があったと22日明らかにした。

羅州の農場は、21日に鳥インフルエンザの発生が確認されたアヒル農場の近くにある。また、順川の農場は、20日に鳥インフルエンザの感染が確認された天安(チョンアン)のH農場から子アヒルを供給してもらったことが分かった。

羅州や順川など全羅道(チョンラド)地域は、昨年末現在、国内で飼育しているアヒル(782万羽)の63.1%にあたる494万羽の飼われている国内最大のアヒル産地であるだけに、鳥インフルエンザが広がるとアヒルの需給に支障が出ると見られる。

現在、鳥インフルエンザの検査が進められている農場は、今回新しく通報のあった農場2ヵ所を含め5ヵ所に増えており、鳥インフルエンザが確認されたのは9ヵ所。しかし、18日に通報を受けた京畿道安城市(キョンギド・アンソンシ)にあるアヒル農場は精密検査の結果、鳥インフルエンザでないことが判明した。

政府は鳥インフルエンザが急速な広がりを見せていることを受け、22日から農林部内の防疫機構の責任者を局長級から次官に格上げするなど防疫体系を強化することにした。

高建(コ・ゴン)首相は同日、農林部「鳥インフルエンザ防疫対策本部」を訪れ、鳥インフルエンザへの対応の遅れによりニワトリの半分以上を屠殺処分したオランダの事例を想起して「ニワトリやアヒルを今の3分の1を減らすという覚悟で解決に臨むのも一つの方策だ」と話した。

一方、慶尚南道は同日、「金海市上東面(キムヘシ・サンドンミョン)ウゲ里の農場(シン氏経営・53)で飼育中の豚1600頭あまりのうち450頭ほどがコレラに感染したことが確認され、コレラの疑いのある豚を含め552頭を屠殺処分し、土に埋めた」と発表した。金海では今年4月に豚コレラが発生している。

このため、口蹄疫と豚コレラの発生で中止になり、先月再開されたロシアやモンゴルなどへの慶尚南道産豚肉の輸出に支障が出るのではと懸念されている。

豚コレラが発生した農場の豚は40日間移動が制限され、発生から20日以後に精密検査を行って異常がない場合に限って出荷が可能になる。

今年下半期に入り、国内では慶尚北道慶州市(キョンジュシ)、京畿道安城市、忠清南道唐津郡(チュンチョンナムド・タンジングン)、蔚山蔚州郡(ウルサン・ウルチュグン)の計6地域(金海含む)で豚コレラが発生している。