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北朝鮮、ナイジェリアにミサイル技術を輸出

北朝鮮、ナイジェリアにミサイル技術を輸出

Posted January. 29, 2004 23:03,   

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ナイジェリア副大統領室が28日発表したところによると、アフリカを歴訪中の北朝鮮代表団がナイジェリアに先端ミサイル技術の輸出を提案し、両国はミサイル技術を含む相互協力に合意した。

これについて、バウチャー米国務省報道官は「北朝鮮がミサイル輸出を中止することを望む」とした上で「軍事装備の移転は、米国が本当に懸念する問題だ」と述べ、国際社会に一石を投じる形となった。

ナイジェリア副大統領室は同日、「北朝鮮最高人民会議常任委員会の楊亨燮(ヤン・ヒョンソップ)副委員長を団長とする代表団が27日、アブバカル副大統領と会談し、ミサイル技術の輸出を提案しており、両国は近く合意に至るだろう」と伝えた。

ナイジェリアは、リビア、イラン、エジプト、パキスタン、シリアに続いて、北朝鮮のミサイル技術を受け入れる6番目の国家であり、最初のサハラ砂漠南方のアフリカ国家となる。しかし、ナイジェリア政府は、「但し、両国間の合意は了解覚書きであり、具体的な署名の手続きが行われたものではない」とし「核技術や大量破壊兵器(WMD)を導入したりはしない考えだ」と強調した。

米国は、財政難に陥っている北朝鮮が、01年にはミサイルの輸出で5億6000万ドル(約700億円)を稼いだものとみている。