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「打てば本塁打」 崔熙燮、またもアーチ

「打てば本塁打」 崔熙燮、またもアーチ

Posted April. 16, 2004 22:48,   

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101本。

米国のスポーツ専門チャンネル、ESPNのインターネット版が予想した崔熙燮(チェ・ヒソプ、フロリダ・マーリンズ、25)の本塁打数だ。現在の1試合当たり0.625本のペースなら夢のような話だが、そうなれば、バリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が保有している単一シーズン最多本塁打(73本)記録の更新はもちろん、大リーグ初の100本塁打突破も可能になる。

それほど崔熙燮の本塁打ペースには驚くべきものがある。9試合に出場し5本塁打。崔熙燮が今季マークした6安打のうち、8日のモントリオール・エクスポス戦で記録した安打を除けば全部が本塁打だ。

ナショナル・リーグの本塁打ランキングでは2位タイとなっているが、25打数で5本塁打のペースだから、1打数当たりの本塁打数(5打数に1本)で言えば、大リーグをあげても崔熙燮に勝る打者はいない。長打力も8割4分。

16日の試合でも崔熙燮は本塁打を記録した。プエルトリコのサンフアンで行われたモントリオール・エクスポス戦で6番1塁として出場した崔熙燮は、1−0とリードしていた4回2死2塁で125m(推定)の右中間2点本塁打を放った。前日に続く2試合連続本塁打。

チームを3−0の勝利に導いたとどめの1撃だったため、その価値はより高い。7連勝のフロリダは8勝1敗で大リーグ最高の勝率(8割9分)。

フロリダのマッキオン監督は「安打が多いとはいえないが、必要なときには必ず、大きなものを一本打ってくれる」と崔熙燮を多く評価しており、ロビンソン打撃コーチも「今日の安打の中で、2点本塁打が何よりもよかった」と賞賛した。

崔熙燮の本塁打行進は米メディアでも話題になっている。米国の記者が韓国人特派員に「なぜチョイ(崔熙燮)は安打は打たず本塁打ばかり打つの」と冗談を言うほどだ。

同日、試合後のインタビューでは、崔熙燮本人さえ「私もなぜこんなに本塁打が出るのか分からない」と首をかしげていた。しかし、崔は「待たずに自信を持ってバットを振ろうとしているが、失投を逃さないのが本塁打につながるらしい。一度ビデオで分析してみるつもりだ」と話した。

崔熙燮の今季の本塁打の特徴は、全部が直球を狙っていることと、流さずに引っ張った打球であること。

昨年の8本塁打のうち、引っ張ったのはわずか1本だけだが、崔熙燮は今年5本の本塁打をすべて右中間に放ち、パワーヒッターに欠かせない「引っ張る打法」に目覚めたようだ。



金相洙 ssoo@donga.com