古代百済(ペクジェ)と日本の交流を解明するのに重要なカギとなる古墳群が大挙発掘された。忠鋻(チュンチョン)文化財研究院(朴スンバル院長)は23日、忠鋻南道公州市牛城面丹芝里(チュンチョンナムド・コンジュシ・ウソンミョン・タンジリ)の国道32号線道路拡張鋪装工事区間のソンジェ山の傾斜面で、横穴式墓地15基が一度に発掘されたと発表した。
横穴式墓地とは、風化された花崗岩盤層を下の方へ掘り下がった後、また横に2mほど掘り、玄室(墓の部屋)を作って、入口を板石で塞ぐ墓の形態だ。これは5世紀末、日本九州地方で現われ始めて8世紀まで流行った墓様式だ。日本全域で数万基が発掘されたが、韓国ではほとんど発見されてなかった。
今回発掘された横穴式墓地の大半は、その玄室から5世紀末〜6世紀初に製作されたと推測される土器などが一緒に発見され、その造成時期が百済の東城(トンソン)王〜武寧(ムリョン)王頃と推定される。これは日本列島に横穴式墓地が登場とした時とほぼ同じ時期か、またはそれよりやや先んじているので、日本の横穴式墓地の起源が百済にあった可能性が高いとみられる。
学界では今回の発掘が韓日古代史の秘密を解くことにおいて重要な役を果すことになると見ている。
權宰賢 confetti@donga.com