Go to contents

「分断の壁を崩そう」 東西の4大学が対北支援で意気投合

「分断の壁を崩そう」 東西の4大学が対北支援で意気投合

Posted April. 29, 2004 00:17,   

한국어

「北朝鮮の同胞に、希望と勇気を…」。

東西和合に率先してきた慶尚道と全羅道の4の大学が、北朝鮮竜川(ヨンチョン)駅の列車爆発事故で苦痛を受けている北朝鮮住民を助けるため、2000万ウォン(約200万円)の寄付金を募金し、28日、東亜(ドンア)日報に寄託した。

釜山・東亜大(プサン・トンア)大学(崔在竜総長)、大邱・嶺南大(テグ・ヨンナム)大学(李相天総長)、光州・朝鮮大(クァンジュ・チョソン)大学(金州訓総長)、全羅北道・圓光大(チョンラブクト・ウォングァン)大学(鄭甲源総長)など4校の教職員らは、26日から3日間にわたって、各校別に500万ウォンずつ、計2000万ウォンを集めた。両地域の間の壁を崩し、和合を確かめるため、6年前に「嶺湖南(慶尚道と全羅道)4大学総長協議会」を結成したこれらの大学は「民族の痛みをともに分け合おう」という趣旨で意見をまとめ、募金運動を繰り広げた。

これらの大学の「北朝鮮同胞への愛」は2年前から始まっている。02年5月の「統一芸術ハンマダン」行事で募金した1億5000万ウォンで、毛布6500枚を購入し、北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟に渡した。

これを契機に4校の総長らは、昨年10月には北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟の招請を受け、北朝鮮・金日成(キム・イルソン)大学を訪問し、△学生のスポーツ・学術の交流、△対北朝鮮支援事業——などについて話し合った。

今年2月にも、ここ1年間にわたって集めた1億2500万ウォンの基金で、コンテナ2台分量の毛布およそ3000枚と、小麦粉126トンを購入し、仁川(インチョン)港を通じて北朝鮮に送った。

朝鮮大学の金州訓(キム・ジュフン)総長は「およそ2000人にのぼる死傷者が出た災害を、そのまま放っておくことができず、慶尚道と全羅道の大学が救護に率先することになった」とし「北朝鮮の同胞らが、一日も早く苦難を克服し、再建のため立ち直るよう願っている」と話した。



鄭勝豪  shjung@donga.com