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ガソリン1L=1420ウォン 問われる政府の原油高対策

ガソリン1L=1420ウォン 問われる政府の原油高対策

Posted May. 07, 2004 23:13,   

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国際原油価格が14年ぶりの最高値を記録し、国内の石油類製品の消費者価格も跳ね上がっている。政府は税金の引き下げなどを通じて原油高の衝撃を吸収する方針だが、実効性が問われている。国際原油価格高騰に歯止めがかからないため、税金の引き下げにも限界があるからだ。

7日、製油業界によると、SK(株)、LGカルテックス製油、現代(ヒョンデ)オイルバンクなどは、石油製品価格を1Lあたり5〜11ウォンずつ引き上げた。

SK(株)は6日、小売のガソリンスタンドに供給するガソリンの卸売り価格を1Lあたり1295ウォンから1300ウォンと5ウォン、軽油は1Lあたり837ウォンから846ウォンと9ウォン引き上げた。

LG製油は4日からガソリンは11ウォン、室内燈油とボイラー燈油は9ウォン、軽油は8ウォン引き上げた。現代オイルバンクも6日からガソリン、室内燈油、ボイラー燈油は5ウォン、軽油は10ウォン引き上げた。

これを受け、ソウル地域の小売ガソリンスタンドの平均販売価格は、1Lあたり1420ウォン台(ガソリン基準)に値上がりする見通しだ。

製油会社は先月29日、1Lあたり4〜8ウォンずつ価格を上げて一日経った30日、政府の関税引き下げ措置を受け12ウォンずつ値下げしたが、今回再び値をつり上げた。

一方、6日に取引された中東産ドバイ油の現物価格は、前日より1.02ドル急騰した1バレルあたり34.53ドルとなった。ドバイ油が34ドルを超えたのは、1990年10月16日以来14年ぶりのことだ。

そこで、政府は原油価格を安定させるため、交通税を引き下げる方策を検討している。

財政経済部の関係者は「原油高対策プログラムによって、ガソリンにかける交通税の引き下げを考慮している」とし「価格の推移をよく見守ってから、省庁間の協議を経て実施する」と述べた。

政府はまた、石油輸入賦課金を1Lあたり4〜6ウォンさらに引き下げる方策も進めている。交通税と石油輸入賦課金ともに引き下げられれば、ガソリンの消費者価格は1Lあたり70〜80ウォンくらい値下がりする。

しかし、製油会社が価格をすでに引き上げた状態であるため、消費者が肌で感じる下落幅はそれほど大きくないだろうと見ている。政府の原油価格安定対策は、来週中に最終確定される見通しだ。



金斗英 高其呈 nirvana1@donga.com koh@donga.com