国家安全保障会議(NSC)は21日、在韓米軍のイラク派遣を機に、自主国防計画を当初の日程より繰り上げて推進することを明らかにした。
NSCは同日、大統領府が発行するニュースレター「大統領府ブリーフィング」で、「これまで在韓米軍再調整に備えて、短期的・中長期的な対応案を慎重に模索してきた」とした上で、「在韓米軍のイラク派遣を受けて、計画を前倒しで実施することにした」と説明した。
NSCはまた、「自主国防のために、今の水準(GDP比2.8%)からGDP比3.2%台に国防費の割合を高めるとすると、年間約20億ドル(2兆4000億ウォン)の増額を意味する」とし、「このように国防費を画期的に上げると、単純に計算して10年間で24兆ウォンがさらに必要になる」と明かにした。
さらにNSCは、「自主国防に必要な費用は、絶対的な国防を実現するためのものではなく、相手に対する抑制力を維持する水準を意味する」とし、「これからは、国防費の支出が大きい外国の例に無条件に従うよりは、韓国独自の『財源節約型』の軍事力構築と国防運営の効率化を通じて、自主国防を実現していく」とつけ加えた。
金正勳 jnghn@donga.com