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病院スト、4日目も進展見えず 長期化なら診療大混乱

病院スト、4日目も進展見えず 長期化なら診療大混乱

Posted June. 13, 2004 23:04,   

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保健医療労組のストが13日で4日目を迎えるが、労使の産別賃金団体交渉会議はこれといった進展が見られず、ストの長期化による診療空白が憂慮されている。

労使は、13日夜明けまで高麗(コリョ)大学安岩(アンアム)病院で本交渉を行ったが「週5日40時間勤務制」を要求する労働者側と、「週6日、40時間勤務制」を主張する使用者側の従来の立場を再確認しただけで交渉を中断した。

保健医療労組のユン・ユンギュ委員長は12日、高麗大学野外劇場で記者会見を行い「座り込みの場所をソウル大学病院などに増やすとともに、スト参加の組合員を病院に送り力強い抗議闘争を繰り広げる」と話した。

これに対して使用者側は「労組はロビー占拠、給食中断など患者の診療を妨害する不法行為を直ちに中断しなければならない。手術件数が減るなど患者診療に支障を来たしている」と話した。

今まで診療には大きな影響が出ていないが、スト長期化の兆しが見える一方、労組が強硬な闘争方針を明らかにしているため、医療空白の憂慮が高まっている。

外来患者がいない休日の13日にはストに参加した病院は概して閑散とした雰囲気だったが、長期入院患者と保護者らは不安感を隠さなかった。

ソウル大学病院に入院したある患者は「労組の要求も理解できるものがあるが、ロビーで数百人が集まって座り込みをしているのを見ていると患者として心細くなる。適時に手術を受けられるか心配だ」と話した。

特に、外来患者が最も多く殺到する月曜日を控えて、ストに参加しない職員は業務量の過重で疲れが溜まり、このため患者の診療待機時間が長くなるほか、食事時間が遅くなるなど不便を強いられている。

ソウル大学病院の関係者は「手術件数は先週60%台に落ちており、今週は50%台まで落ちるものとみられる」とし「外来診療は今のところ正常だが、心配なのが本音だ」と話した。

労働界の関係者は「労使双方の立場があまりに強硬であるため、交渉が長引く可能性もある」とし「一週の業務が始まる14日が山場となる」と話した。

一方、労働部は同日、非常対策会議を開いた後「自律交渉による交渉妥結は難しいものと考えられる。労使の同意を得て交渉の立会いなど、積極的な調整に乗り出す」と話した。



李鍾鎡 申水晶 taylor55@donga.com crystal@donga.com