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母乳授乳を失敗しないためには 本能でなく教育が大事

母乳授乳を失敗しないためには 本能でなく教育が大事

Posted June. 27, 2004 23:02,   

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母乳授乳はいつから準備しなければならないのか。多くの母親たちは「赤んぼうが生まれた後、乳が出れば飲ませよう」と思う。しかし、これは間違っている。

専門家たちは、母乳授乳は妊娠前から準備しなければ失敗する可能性が高いと指摘する。母乳授乳は本能ではなく、教育を通じて可能だということだ。

また、産後1〜2週に母乳授乳の成敗がかかっているだけに、母親の意志と環境が何よりも重要だ。

成功的な母乳授乳のために、必ず知っておかなければならないことを点検してみた。

▲母乳授乳は教育だ〓母乳授乳を決心した妊婦なら、あらかじめ本を読むか、ビデオを見ながら、できるだけ多くのことを知っておかなければならない。最近は、ほとんど全ての病院で、「産前母乳授乳教育プログラム」が設けられているから、それに参加してみるのも一つの方法だ。

また、出産前に医者に母乳を飲ませたいという意志を明確に表わし、赤んぼうを生んだ後、30分〜1時間以内に乳を含ませることができるよう頼んでおく。赤んぼうを産んだ後産婦が苦しんだら、医者は赤ん坊に乳を含ませるのを勧められないかも知れないためだ。

出産しに行く時は、赤んぼうが乳を飲む時間と回数、大小便回数などを書くノートと筆記具を必ず持参する。授乳用クッション、授乳用ブラジャー、授乳服、授乳パッドなどもあらかじめ準備する。

▲新生児には母乳が補薬〓赤んぼうが生まれてから、できれば1時間以内に乳を含ませるようにする。生まれたばかりの赤んぼうは寝ないし、精神がはっきりしているため、乳を含ませやすい。赤んぼうが乳を飲み始めると、乳の分泌量が徐々に増え、子宮を収縮させて、出産後生じ得る出血のような産後合併症も予防できる。

最初のうちはよく出なかった乳も、生後3〜5日ぐらい経てば、よく出るようになる。このためには、1日8〜12回、1回に一方を15分ずつ、両方の乳房を交替して含ませる努力が必要だ。

帝王切開をした場合にも、横になるか、わき腹に赤んぼうを抱えれば、いくらでも授乳ができる。また、授乳用クッションや座布団で支えた後、赤んぼうを抱いて飲ませることもできる。帝王切開をする時は、全身麻酔よりは硬膜外麻酔をすれば、出産直後、乳を含ませる時に有利だ。

▲母乳授乳、不可能はない〓産婦に肝炎がある場合や、未熟児が生まれれば、母乳授乳を避けなければならないと知っているが、これは間違っている。母乳授乳ができない人は全体産婦の5%未満だ。

乳には未熟児に必要な脂肪とタンパク質、無機質が豊かなので、未熟児であるほど母親の乳を飲ませた方が良い。この時は、未熟児向けの粉ミルクも一緒に飲ませる。

また、母乳授乳をすると言ってB、C型肝炎が伝染するわけでもない。もし、産婦が風邪を引けば、抗体が多くなるので赤んぼうにはより良い。

しかし、産婦が坑癌治療、放射線治療を受けている場合や、赤んぼうが母乳の乳糖を分解できないガラクトース血症にかかった場合にはできない。

多くの母親が陷沒乳頭と言う理由で授乳をあきらめる。しかし、陷沒乳頭は妊娠期間、乳房が大きくなりながら自然に矯正される場合も多い。また、陷沒乳頭といって、授乳が不可能であるのでもない。

産前に陷沒乳頭を矯正するため乳頭を引っぱるホーフマン方法など、乳頭を刺激する方法の場合、下手すると早産を起こす恐れがあるので、出産後に試みるようにする。

(アドバイス=大韓小児科開院医協議会・母乳授乳委員会のチョン・ユミ小児科専門医)



李眞漢 likeday@donga.com