Go to contents

ハッカーの身元は中国の韓国語専攻者

Posted July. 14, 2004 22:13,   

한국어

政府の情報機関は13日、最近、国会、原子力研究所、国防科学研究院など10カ所の国家機関をハッキングしたハッカーの中に、中国のA外国語学校の韓国語専攻者が含まれている事実を確認した。

情報機関はハッキングに使われたパソコンは中国北京周辺で接続された10台あまりで、これらの距離は400km以内で、互いにネットワークで繋がれていることが把握されたと発表した。

ある関係者は、「ハッカーたちは海洋警察庁のパソコン77台を通じてコンピューター・システムの統制権を掌握した後、警備艇位置など情報を持って行った」と言った。ハッキング事件の具体的な被害内容が確認されたのは今回が初めてだ。

ハッカーたちは悪性コンピューター・ウイルス・プログラムを海洋庁ホームページの掲示板に載せるか、海洋庁職員にeメールを送る方式で、海洋庁のコンピューター・システムを掌握する手法を使った。

同関係者は、「誰かがハッキング・プログラムを『ダブルクリック』した瞬間、ホームページ統制権がハッカーに渡され、ハッカーは各種保管文書、チャット(メッセンジャー)およびeメールの内容を持って行くことができた」と言った。

このような状況から、情報機関はハッキング事件が組織的な犯罪という確信をより固めたそうだ。情報当局は同日、このような事実を中国外交部に通報し、インターポールにハッカーの身元を知らせた後、手配を要請する計画だと発表した。また、今年初め、韓国と類似した被害を受けた台湾政府とも捜査共助をする方針だ。

関係者は、「韓国語の上手なハッキング容疑者の年齢、名前など身元を確認して追跡中だ。ただ、彼が外国語学校を卒業したかどうかは公開できない」と言った。

同容疑者は韓国語を文法的には自由に駆使したが、韓国では使わない古語をeメールにたまたま使っていたという。

一方、国家情報院の国家サイバー安全センターによれば、昨年、韓国の公共機関がハッキングなどで被ったサイバー侵害件数は総1323件で、月平均110件に達するものとわかった。



金昇鍊 srkim@donga.com needjung@donga.com