6者協議のために北朝鮮次席代表である李根(リ・グン)外務省副局長が8月初め、米国を訪問すると日本朝日新聞が22日、米政府消息筋の言葉を引用して報じた。
朴吉淵(パク・ギルヨン)国連駐在北朝鮮大使のワシントン訪問に続き、李副局長の訪米が決まるなど、最近になって朝米接触が活発に行われているのは、ブッシュ政権が北朝鮮の核問題を対話で解決していく方向に重点を置いたからとみられる。
李副局長は、民間団体である全米外交政策会議(NCAFP)が6者協議参加国の政府当局者などを招待して開催する国際会議に参加するために、8月9日から数日間ニューヨークに泊まる予定だ。
同会議には6者協議の米国側次席代表であるジョセフ・デトラ二韓半島平和担当特使も参加する計画で、朝米当局者間の非公式接触が行われるものとみられる。
李副局長とデトラ二特使はそれぞれ6者協議実務会議の北朝鮮と米国代表を務めている。
朝日新聞は9月に開かれるとみられる第4次6者協議に備えた事前調整作業が、今回の訪問を通して行われる可能性が高いと見ている。
一方、昨年の春に北朝鮮を訪問し、秋にも再訪北しようとしたが、ホワイトハウスの反対で訪北が延期されていたカット・ウェルダン下院議員(共和)が11月、米大統領選挙前に再び訪北するという。
朴元在 parkwj@donga.com