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LGカードに2.5兆を出資転換 正常化向けヤマ場越す

LGカードに2.5兆を出資転換 正常化向けヤマ場越す

Posted July. 28, 2004 22:15,   

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LGカードを委託経営している産業(サンオプ)銀行(産銀)は28日、LGカードの15の債権金融会社がLGカードに対する2度目の出資転換(2兆5455億ウォン)を完了したことを明らかにした。産銀はまた、05年と06年に1758億ウォンずつの純利益を目指すことを柱とするLGカードの経営正常化計画も債権団が承認したと付け加えた。

これを受け、LGカードは今年1月9539億ウォンの債権団の出資転換を含め、計3兆4994億ウォンを増資し、経営正常化に向けた大きなヤマ場をいったん越えた。債権団は、今回の出資転換でLGカードの持分を99%以上保有することになった。当初、難航し続けていた2度目の出資転換がいったん実現したのは、27日に570ウォンも急騰したLGカードの株価が28日には320ウォン安の5480ウォンで引けたことで、評価利益による債権団の法人税の負担が解消したためだ。

しかし今回の出資転換にもかかわらず、金融界ではLGカードの経営正常化へのメドは依然としてたっていないという見方が根強い。

LGカードは、来年はじめ証券取引所の上場廃止を逃れるためには、1兆5000億ウォン規模の新たな増資が必要だと説明している。この場合、更なる大幅な減資が避けられないことが分かっており、これによって損失をこうむる債権団の対応が注目される。

ある債権銀行の関係者は「1兆5000億ウォン規模の新たな増資を行えば、LGカードの資本金が4兆ウォン以上になるが、自己資本は5000億ウォン前後に過ぎないだろう」とし「この場合、自己資本を資本金の50%以上維持しなければならないとしている有価証券の上場規定から、減資を通じて資本金をさらに1兆ウォンまで減らさなければならない」と述べた。

また、LGカードは00年末21兆ウォンに達していたLGカードの資産規模を、06年末までに11兆ウォンへと減らす計画を明らかにした。

匿名を要求した証券会社のアナリストは「これは、依然取り払うべき不健全な資産が多いことを意味する。資産が目減りするだけに、新しい営業の拡大が難しく、長期的な利益基盤が弱まり、経営正常化の足を引っ張りかねない」と指摘した。これに対して産銀のナ・ジョンギュ取締役は「上場しなくても営業はできるだけに、LGカードに対する新たな増資は、債権団とLGグループ双方で合意がなされれば推進する予定だ」と述べた。



鞖克仁 申錫昊 bae2150@donga.com kyle@donga.com