Go to contents

ロバート・キムさん、家宅軟禁解除される

ロバート・キムさん、家宅軟禁解除される

Posted July. 28, 2004 22:17,   

한국어

米国の国家機密を韓国政府関係者に漏らした容疑で米連邦刑務所に収監されていたロバート・キム(韓国名キム・チェゴン、64才)氏が27日、7年半にわたる収監生活を終えて、韓国政府に自らの名誉を回復してくれるよう求めた。

キム氏はこの日、家宅軟禁が解除された後、バージニア州の自宅で行った記者会見で「私の名誉はまだ回復されていない」と語った。

キム氏は「韓国政府に対して残念な気持ちがあるか」との質問に、「韓国政府に対して残念な気持ちがあるが、全て過去のことで、それを敢えて掘り起こしたくはない」と答えた。しかし、「今まで韓国政府は私に助けてもらった、いや、もらわなかったということを一度も言ったことがない。彼らが助けられたと言うだけで私の名誉は回復される」とも語った。

キム氏は同日発表した「国民の皆様へ」という文の中で「私は韓国を助けるために必要な情報を提供したが、当の韓国政府は決定的な瞬間に私の純粋な動機と存在を無視した」と指摘した。さらに「まだ完全に法の制約から自由ではないが、半自由人として韓国と韓国国民のためにできることを見つけたいと思う」と話した。

6月初めに仮釈放された後、足首に監視装置をつけて約2カ月間、家宅収監生活をしてきた彼はこの日正午、後援会関係者と家族、記者などが見守る中で監視装置をはずし、「今日はじめて家の外に出て新聞と手紙を持ってきた」と感激していた。

キムさんは1990年代半ば、在米韓国大使館の海軍武官だったペク・トンイルさん(56才・予備役大領)に北朝鮮軍の様子、国際社会が支援した食料が北朝鮮軍に流入したか、休戦ライン付近の北朝鮮軍の配置、北朝鮮の武器輸出入の現状と海軍の動向、北朝鮮脱出者(脱北者)の実態などを含む50件の情報を漏らした容疑で米当局に逮捕された。

彼は再び同様な状況に置かれたら同じように行動するかとの質問に対し、「当時はこんなに大きな試練になるとは考えていなかった。それを知ってから、またそういうことをするのはナンセンスだ」と話した。

当初、懲役9年と保護観察3年を言い渡されていた彼は、模範囚として認められ懲役刑が7年半に減刑された。しかし、今後3年間続く保護観察期間にワシントン市を離れる時は判事の許可が必要だ。



洪權憙 konihong@donga.com