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外国投資家、韓国内の理念対立を懸念 英紙報道

外国投資家、韓国内の理念対立を懸念 英紙報道

Posted July. 29, 2004 22:16,   

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英紙フィナンシャルタイムズが29日付で報じたところによると、韓国の与野党間に理念をめぐる対立が深まっていることと関連、海外投資家らは韓国への投資を懸念していると言う。同紙は「韓国の政治問題のポイントは、進歩的な与党と保守的な野党の間に、理念をめぐる対立が深まりつつあることだ」とし「それによって、韓国の社会・経済がどんな方向に進むのかについて、投資家らは疑念を抱いている」との見方を示した。

韓国経済に精通している香港モルガン・スタンレーのアンディ・シェー研究員は同紙とのインタビューで「大統領選と総選挙を通じて選出された新しい指導者が、保守勢力を入れ替え、韓国社会は革命過程にある」とし「公正で透明な社会へ進むのは歓迎すべきことだが、韓国が社会主義に向かっているのではないかと懸念される」と指摘した。

フィナンシャルタイムズは「多くの海外投資家が、不正腐敗を清算し経済自由化を実現すると公約した盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を支持した」と前置きにした後「だが、盧大統領は、社会・政治の改革に焦点をあてすぎたあまり、経済を等閑視している」という批判者の意見を伝えた。

同紙は「アジア第4位の経済大国である韓国の政治状況は、これまで『騒々しく紛らわしい』とのレベルでのみ、受け止められていた」とし「いまでは、ソウルの外資系証券会社取締役が投資家らに『韓国政治が投資上の問題点だ』とアドバイスするくらいだ」と付け加えた。

政治混迷の例には、△盧大統領に国家のアイデンティティーを明確にしろと求めた野党ハンナラ党・朴槿恵(パク・クンヘ)代表の発言△与党の「反市場」政策に疑念を示した李憲宰(イ・ホンジェ)副首相兼財政経済部(財経部)長官の発言などを選んだ。



朴炯準 lovesong@donga.com