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「イラン、またも泣かせてやるぞ」 アジア杯8強戦

「イラン、またも泣かせてやるぞ」 アジア杯8強戦

Posted July. 30, 2004 22:02,   

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「0−0(19日、ヨルダン)→2−0(23日、アラブ首長国連邦)→4−0(27日、クウェート)→?(31日、イラン)」

韓国サッカーがボンフレール監督とのあうんの呼吸で勢いづいている。このままなら、31日に行われる「難敵」イランとの2004アジア杯8強戦での勝利はもちろん、44年ぶりの優勝も夢ではない。

イランは歴代戦績で7勝6敗3分けと韓国にわずかな差で遅れている。2勝2敗とバランスを取っているアジア杯では、3大会連続して8強戦で韓国と対戦するという強い縁となっている。アラブ首長国連邦で行われた1996年の8強戦では、韓国が2−6の恥辱的な惨敗を喫し、00年のレバノン大会8強戦では韓国が2−1の逆転勝ちで雪辱している。

さて、31日、3度目の8強戦対戦の結果は?

敗れたチームは帰国しなければならない状況で、ボンフレール監督は「韓国選手らはみんな勝つことへの意思が強い。選手らの精神的、身体的な状態に勝敗がかかっている」とし、選手らへの絶大の信頼をみせた。

幸いなのは、試合を重ねるほど、組織的なプレーがよみがえっていること。ボンフレール監督就任以来5回目の試合となったクウェート戦での大勝も、DFからMFを経てFWまでのプレーが一点の誤差もなくうまく運ばれたためだ。「予選よりは8強戦が、8強戦よりは4強戦がよりいい内容の試合になるだろう」と辛文善(シン・ムンソン)SBS解説委員は予想した。

攻撃は2回連続の得点王を目指す李東國(イ・ドングク)を頂点に、左右から薛鐗鉉(ソル・ギヒョン)と車ドゥリが支える「3トップ」型を維持するとみられる。コンディションは不調でも試合を読む眼目と個人技の優れた安貞桓(アン・ジョンファン)は、後半、ジョーカーとして投入され、朴智晟(パク・チソン)はプレーメーカーとして試合全体をコントロールする。

ボンフレール監督は「試合ごとに選手を交代してはいいプレーが期待できない」とし、従来の先発陣を維持する意向を示した。日に日に精巧さを増している「3−4−3」フォーメーションも保たれる。

希望的なニュースは、ヨルダン戦で退場され出場できなかった崔鎭迵(チェ・ジンチョル)がクウェート戦から復帰したことで韓国は守備に安定を取り戻したのに対し、イランは守備に穴が開いた。予選(オマーン戦)での暴力沙汰でノスラティ、ラザエイ、バダビなどレギュラーDF3人が出場できない。

また、Aマッチ通算128試合で95ゴールを決めたダエイと、2003アジアサッカー連盟(AFC)選定の「今年の選手」マハダビキア、中央MFカリミが布陣したイランの攻撃は鋭いけど、予選3試合無失点を誇る李雲在(イ・ウンジェ)の盾は頼もしい。

韓国がイランを乗り越えれば、来月3日、中国−イラク戦の勝者と決勝チケットを争う。



金尙浩 hyangsan@donga.com