学習院大学、関係者の肉声証言記録を公開

学習院大学、関係者の肉声証言記録を公開. August. 12, 2004 22:17. by 朴元在　閔東龍 parkwj@donga.com mindy@donga.com. 朝鮮総督府の元官僚の肉声証言を記録で残す作業は１９５２年、民間財団である友邦協会の穂積真六郎理事長（前朝鮮総督府殖産局長・死去）が、早稲田大学の朝鮮史講師である宮田節子に提案して行われた。宮田さんは姜徳相（カン・ドクサン）滋賀県立大学教授らの研究者を集めて、１９５８年に「朝鮮近代史料研究会」を結成した。 同研究会は１９６２年までおよそ５００回にわたり、総督府の第二人者である政務総監を含めた元官僚らの証言を録音した。現在、確保されたテープは計４１８本。学習院大学・東洋文化研究所はこのうち一部を録音して２０００年８月に朝日新聞を通じて公開しており、当時、東亜（トンア）日報も報道したことがある。 今回の資料はその後続作業にあたる。まだ、まとめられていないテープも残っているが、一応作業は終了したと研究所は明らかにした。同証言録は、暗鬱だった植民地時代に活動した「歴史的人物」たちの行績を生き生きと見せてくれている。特に、国を売り渡した見返りに巨額を要求した売国奴、宋秉鑭の行為は驚愕を禁じえない。