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各国教科書「高句麗史は韓国古代史の一部」と明記

各国教科書「高句麗史は韓国古代史の一部」と明記

Posted August. 23, 2004 22:31,   

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中国の一方的な主張だけでは高句麗(コグリョ、B.C.37〜A.D.668)の歴史が中国歴史に含まれない、とのことを、各国の歴史教科書が立証付けている。米国と日本をはじめとするほとんどの国家が、高句麗史が韓国古代史の一部であることを、明らかで客観的に記述していることが分かった。

▲先進国の高句麗史への認識〓米国の学生らが愛用するブリタニカ、エンサイクロペディアなど各種の百科事典は、高句麗史が三国時代の王国であることを明示している。高校生らに最も人気の高いベランス出版社の世界史参考書は「高句麗が3の強国間の紛争で、最も多くの勝利をおさめている」と記述した。ブリタニカは「紀元前57年、高句麗・百済(ぺクジェ)・新羅(シルラ)の王朝から韓国の歴史時代がスタートする」と説明した。

日本の山川出版社が出版した高校課程の日本史教科書は「朝鮮半島の3国のうち、北方の強国である高句麗が313年に、楽浪(ラクラン)郡と帯方(テバン)郡を滅亡させた後、以前の楽浪郡、平壌(ピョンヤン)を拠点に、南下政策を開始した」と記述した。東洋史を専攻するフランス大学生の主要テキストである「韓国史」(アンドレ・ファーブル教授の著書)は「中国の歴史記録物には、高句麗が中国の支配に服従したと書かれてあるが、それは虚構であるだけだ。険しい山岳地帯に居住する高句麗人を、中国が統制するのは不可能だった」と指摘した。

ドイツの有力出版社である「d−tv」出版社が発刊した「世界史地図」には「随が高句麗とトルコから軍事的な攻撃を受け、そのため(随が滅びえて)唐が浮上した」と記述してある。また、メキシコ・小中高校課程の教科書は、ほぼ例外なく「中国古代中世史が韓半島、特に高句麗とは関係がない」と記述していることが確認された。

▲その他の国の高句麗史記述〓相当数の国家は、韓国古代史はもちろん東アジアの古代史を取り扱っていなかった。スイスの世界史教科書は、4大文明を紹介したことのほかには、主に欧州の歴史を中心に記述している。

ロシアの中高校教科書は、韓国古代史を取り扱っておらず、韓国に若干触れる部分で「中国の属国」くらいに説明していた。また、中東諸国の各教科書は、アラブとイスラムの歴史に偏重していて、一般的に世界史は教科課程に含まれていなかった。



金影植  spear@donga.com